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RSSフィード [249] 即興三語小説 ―春暁― 延長戦決まりました
   
日時: 2015/04/26 21:45
名前: 朝陽(代理) ID:79FdHLwQ

 主催者様がしばらくお越しになれないとのことで、一時的に代行させていただいております。
 常連さんも飛び入りの方も、どなた様もお気軽にご参加ください!
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●基本ルール
以下のお題や縛りに沿って小説を書いてください。なお、「任意」とついているお題等については、余力があれば挑戦してみていただければ。きっちり全部使った勇者には、尊敬の視線が注がれます。たぶん。
▲お題:「眼帯」「タマムシ」 「春眠」
▲任意お題:「カフェ」「危険でいっぱい」「ももちゃん」
▲表現文章テーマ:なし
▲縛り:「登場人物は女性だけ(任意)」
▲投稿締切:5/6(水)23:59まで 
▲文字数制限:6000字以内程度
▲執筆目標時間:60分以内を目安(プロットを立てたり構想を練ったりする時間は含みません)

 しかし、多少の逸脱はご愛嬌。とくに罰ゲーム等はありませんので、制限オーバーした場合は、その旨を作品の末尾にでも添え書きしていただければ充分です。

●その他の注意事項
・楽しく書きましょう。楽しく読みましょう。(最重要)
・お題はそのままの形で本文中に使用してください。
・感想書きは義務ではありませんが、参加された方は、遅くなってもいいので、できるだけお願いしますね。参加されない方の感想も、もちろん大歓迎です。
・性的描写やシモネタ、猟奇描写などの禁止事項は特にありませんが、極端な場合は冒頭かタイトルの脇に「R18」などと添え書きしていただければ幸いです。
・飛び入り大歓迎です! 一回参加したら毎週参加しないと……なんていうことはありませんので、どなた様でもぜひお気軽にご参加くださいませ。

●ミーティング
 毎週日曜日の21時ごろより、チャットルームの片隅をお借りして、次週のお題等を決めるミーティングを行っています。ご質問、ルール等についてのご要望もそちらで承ります。
 ミーティングに参加したからといって、絶対に投稿しないといけないわけではありません。逆に、ミーティングに参加しなかったら投稿できないというわけでもありません。しかし、お題を提案する人は多いほうが楽しいですから、ぜひお気軽にご参加くださいませ。

●旧・即興三語小説会場跡地
 http://novelspace.bbs.fc2.com/
 TCが閉鎖されていた間、ラトリーさまが用意してくださった掲示板をお借りして開催されていました。

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○過去にあった縛り
・登場人物(三十代女性、子ども、消防士、一方の性別のみ、動物、同性愛者など)
・舞台(季節、月面都市など)
・ジャンル(SF、ファンタジー、ホラーなど)
・状況・場面(キスシーンを入れる、空中のシーンを入れる、バッドエンドにするなど)
・小道具(同じ小道具を三回使用、火の粉を演出に使う、料理のレシピを盛り込むなど)
・文章表現・技法(オノマトペを複数回使用、色彩表現を複数回描写、過去形禁止、セリフ禁止、冒頭や末尾の文を指定、ミスリードを誘う、句読点・括弧以外の記号使用禁止など)
・その他(文芸作品などの引用をする、自分が過去に書いた作品の続編など)

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Re: 即興三語小説 ―春暁― 延長戦決まりました ( No.2 )
   
日時: 2015/05/06 20:18
名前: マルメガネ ID:4b5Sh0Ac

 心地よい春眠から目覚めたケイが目覚まし時計を見る。
 目覚まし時計はセットした時刻よりも一時間ばかり過ぎ去っていて、彼女は大慌てで起きた。
 セットした時刻にけたたましく鳴り響いていただろう時計を無意識のうちに止めていたのかもしれなかった。
「あっ…。今日は、カフェのお仕事お休みだった」
 慌てて身支度をしていて彼女が気づく。
 その日は勤めているカフェ『アロジムロジ』の店休日であり、彼女が付き合っているいつも右目に黒革の眼帯をしている美形のタツキが来そうな気がして、急いで部屋の掃除にとりかかった。 
「ケイ。いるかい?」
 玄関先のベルに続いてインターホンを通して彼の声が聞こえる。彼がやって来たのだ。
 お気に入りのタマムシ色の掃除機をかけていた彼女は、掃除機のスイッチを切ってそのまま置くと、インターホンに出た。
「ちょっと待ってね」
 ケイがそう言って玄関のセキュリティドアを解除すると、彼が入ってきた。
「あっ…。 掃除中だったの?」
「う、うん。ちょっとね」
 状況を察した彼に少し恥ずかしそうにケイが答える。
「なんなら、手伝ってあげるよ」
 タツキがそう言ってきた。
「いいの?」
 ケイが聞き返す。せっかく来てくれたのに手伝わせるのもなんだろう、と彼女は思ったが、彼のほうはそんなことは気にもせず、さっさと手伝い始めた。
「あれ? なんだこれ?」
 テーブルの上のものを片付けていたタツキが何かを見つけた。
 それは何かしら古びた黒いものだった。
「ああ、それ。忘れていたの。あなたが忘れて帰ったものよ」
「おれの? 何だろうな」
 タツキがいぶかしがっていたが、やがて思い出したらしく、
「ああ、そういえば、ここへ来て泊まらせてもらったとき、忘れて帰ったような気がする」
と言った。
「そう。そのときよ。あたしも忘れていたんだけど」
 ケイが答えた。
 タツキが発見したものとは自分の黒革の眼帯だった。
 彼は発見した自分の眼帯をしげしげと見ていたが、やがてポケットにそれを押し込んだ。
 ケイの部屋の掃除はそのあとしばらくして終わった。
 ケイがコーヒーサーバーからコーヒーをカップに注ぎ、それを来た彼に差し出しながら
「悪かったわ。来てもらったのに手伝わせて」
と謝った。
「いや、おれもさ。連絡もなしにいきなり来て悪かったよ」
 タツキが言う。
 どうもお互い様だったようだ。
 二人は仲がいい。
「それにしても…」
「それにしても?」
 ケイがタツキに聞き返す。
「まさか、ケイの家に自分のモノがあったなんて…。びっくりだったよ」
 タツキが苦笑いする。
「じゃぁ、それまでどうしてたのよ?」
 今度はケイが不思議がった。
「たまたま、コウさんに新調してもらったのがポケットに入っていたんだ」
 タツキがそう話す。
 彼が、コウさん、と言った人物は町外れで倉庫を改造した工房兼住宅で暮らし、革細工をしている大柄で温厚な職人である。
 ケイはタツキの素顔を見てみたくなったが、眼帯の下を見るのは少し気が引けた。
 しかし、よく見ると彼がしている黒革の眼帯には何かしらの紋様があることにようやく気づいた。
 革細工職人の遊び心なのだろう。
「ところで、危険がいっぱいの裏のお仕事は?」
「今のところないね」
 彼はそう言うとカップに残ったコーヒーを飲み干した。
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 久々の参加です。話が途中なのはこれ以上思い浮かびませんでした。

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