土砂降りのこんな夜の月
見えるはずのない光が
降り注ぐ

止まってしまった時も
永遠と動かない秒針も

100年前に置き去りの
そんな彼方の記憶さえ
固定して動かない
決まり切った歴史みたい


神に願って手を合わせ
震える鼓動を耳が感じた
真っ赤な鳥居の向こう側
滴るような夕陽の赤が
何かの怒りに見えました

きょうでよかった
こんな日が
知らずに消えるこんな日が

強い風が
光さえ
飛ばしてしまうから
残る暗闇に
心を、心を隠す
史裕
2021年12月18日(土) 11時19分30秒 公開
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No.2  史裕  評価:0点  ■2022-03-05 00:35  ID:z4C6BSU8DfI
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ナカトノ マイさま

読んでいただきありがとうございます。
ご感想いたみいります。
No.1  ナカトノ マイ  評価:40点  ■2022-02-21 02:44  ID:FLHCVOVt6M.
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しんとしながら激っている感じがすごく良いと思いました。素敵な詩だと思います。
総レス数 2  合計 40

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