たとえ、あの日を忘れかけても
初恋の女の子からも
チョコレートを貰えたあの日のことを
忘れてしまいたい

親友と泣いて泣いて
朝まで語り合えたあの日のことを
忘れてしまいたい

どしゃぶりの雨の中で
母さんだけが傘を差して待ってくれていたあの日のことを
忘れてしまいたい

大切な大切な仔犬と
いつもの公園で最後に遊べたあの日のことを
忘れてしまいたい

壊れた僕の心でも
ただ一度だけ何かをつかみかけたあの日のことを
忘れてしまいたい

そして
すべてを忘れたら
そっと目を閉じる

たとえ
何もかもが
分からなくてもいい

ただ
今すぐ
すべてを思い出すために





※この詩は、寺山修司さんの詩「思い出すために」から
 アイデアをお借りしました。
森田拓也
2017年10月14日(土) 23時41分31秒 公開
■この作品の著作権は森田拓也さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
こんばんは。
読んで下さって、どうもありがとうございます。

この作品の感想をお寄せください。
No.2  森田拓也  評価:--点  ■2017-10-20 20:22  ID:uz268731WVw
PASS 編集 削除
Fufuさん

こんばんは
読んで下さって、どうもありがとうございます

Fufuさんが読み取って下さったことが、本当に嬉しいです。
本当に、Fufuさんが言って下さる通りで、とても平易な言葉を使って、
複雑な内面を表現できるかを、僕は詩で追及したいんですよね。
詩で、自分の世界観、感性の発見と、自分探しの旅をして行きたいです。
Fufuさん、どうもありがとうございます。
No.1  Fufu  評価:50点  ■2017-10-20 16:30  ID:c5Glk0hboB2
PASS 編集 削除
非常にストレートに思いが伝わってきます。
すごく複雑な内面を表現しているのにもかかわらず、平易に解りやすい言葉を使っている、そういうところがすごく良いと思います。
総レス数 2  合計 50

お名前(必須)
E-Mail(任意)
メッセージ
評価(必須)       削除用パス    Cookie 



<<戻る
感想管理PASSWORD
作品編集PASSWORD   編集 削除