筆談の息
拝啓、)
ある生活空間に人と人が繋がっている中で、
異質に感じる自分に、
失望を抱くか、充足を得るか、は倦怠と懊悩の末にある答えです、か、
            強くなるって、感性が鈍くなっていくだけ

(私は私で私にとって扁平で重大で枢要な問題なのです)

(樹から発つ鷹は一寸も疑わない、ただそのように)

痛みをひきずりつつげる「私」におまじないをかける、
必要最低限のマナーとなんでもない常識があったら、強く生きていけるって。
ひた隠しにしてきた我が、文章によって晒されるって、通常に形取られた(人)を諦めたりするの、、で、

    (私)(文章)ってとっっても不貞
   やっ段落淫乱、好色、欲情
    そして奇々    。

人が歩まぬ不道徳に筆の載せるので、、言葉の発明をするのです。
しかし、あの感慨を言い表せないです。
知ってる言葉とこれから出会う言葉をくっ付けて、試しちゃいるのだれけど、言葉尻から崩れ落ちていく感覚が筆談の息を止めます(私たちはもう知っていてよい、、、錯誤と齟齬に言葉があって、想いが掬い上げられないことを、、)

それでも、読書家の清貧に教えを説く 大うそつき!
神秘家へ、
露出者へ、
偏狂者へ、
殉教者へ、
へ、 (あるいは、自らに語るものよ、
あなた方がいっぱい集めた「豊かさ」がこの先の途に、思わしいことはなく、好事家の標本になりました!
制度下に組み込まれたのです!
敗残者の歌が、です!
いまどこにいるの、、、淫文、。家、〆

  ――自分の詩がなんでもないものになっていくことが耐えられない
 ―― じゃあ、もう何も描かないことだね
   ――詩を書かないなんて考えられない
    ――文が眠るってことを恐れないことだね

知ってる、沈黙が詩人の唄だってこと。
諦めたの?
埋没した本のように。
書架に並んだ本を一冊取って、活字と仲良くなるまでに、私は二十歳までかかりしました
書物の諧謔と怠惰の区別をつけるまでにそれだけかかりました
息遣いと呼吸を、行間から感じつつ、零れ落ちた感情を、もったいない、もったいないって、拾い集めました
涙がこぼれる、つまり無形の文章は滴る
        受けとめたよ、あなたの情動

わたしはあなたへ、
、せめて、
往復書簡として、
誰にとってもなんでもない羅列であるように、
  私にとってもなんでもないものになるように、
                   (告白、)
逃げ腰
2018年04月13日(金) 23時42分30秒 公開
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No.3  逃げ腰  評価:0点  ■2018-07-15 12:27  ID:TzGSiGaGs2k
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>ナカトノマイさん
はじめまして、共感してくれてありがとう。
自分の感覚と他の人のアドバイスを受けて、生まれた詩です。割と難産でした。
単純な言葉と観念的な言葉をバランスよく配置したのですが、やはり観念の方によりすぎたなと反省しています。もう少し落ち着いて詩を次は書こうと思います。ちょっと自意識が強く出すぎたかなって思います。
とにかく、読んでくれて有難う。



>春さん
観念により過ぎていますか…もう少し皮膚感覚や人生経験を落とし込んで詩を書こうと思います。読み手とつながらないとなると寂しいので、もう少し日常表現の深いものにしようと思います。ありがとう。
No.2  ナカトノ マイ  評価:40点  ■2018-05-01 22:41  ID:fLt.6PjGqOo
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「痛みをひきずりつつげる『私』におまじないをかける、必要最低限のマナーとなんでもない常識があったら、強く生きていけるって。」というこの文章にとても共感しました。本当に自分の言葉を代弁していただいたような感覚です。この他にも、共感できる言葉がいくつか散らばっていて嬉しかったです。
No.1  春さん  評価:40点  ■2018-04-25 02:50  ID:IaJIiwK2bLw
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こんにちは。
ちょっと観念によりすぎかなと。
観念が先行しすぎてしまうと、実感や質感や体験が見えにくくなってしまいます。これは読み手とつながるきっかけを失うということを意味します。
作者は、読み手に渡すカギを作中にちりばめないといけないと思うんです。それは観念とは対極にあるものでなくてはなりません。
「活字と仲良くなるまでに、私は二十歳までかかりしました」
ここには(真偽は別として)血が通っているようにみえます。体温の感じられる生きた言葉にみえるので訴求力があります。
こういうキーの部分を果てしなく増やしていくことが肝要ではないでしょうか。
ですぎたことを書き連ねました。お許しください。詩作は本当に難しいですよね。
総レス数 3  合計 80

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