ストレイシープじゃあるまいに

ストレイシープじゃあるまいに

確かなものが欲しくて，

そうね.

人に求めても仕方ないんだけれど;

桐生瑞千

2016年02月20日(土) 19時56分39秒公開
■この作品の著作権は桐生瑞千さんにあります。無断転載は禁止です。

■作者からのメッセージ: 借景。

この作品の感想をお寄せください。
No.4 笹竜胆評価：0点 ■2016-02-29 12:21 ID:zvavfwhqM5o	PASS 編集削除
ヤエさん詩人冥利に尽きますね。何度も読み返していただいたり、心に残るというのは。特に派手な仕掛けをしている訳ではないこの詩で、そういっていただけるのは本当に嬉しいです。コメントありがとうございました。
No.3 笹竜胆評価：0点 ■2016-02-29 12:15 ID:zvavfwhqM5o	PASS 編集削除
Aさん丁寧に読み込んでくださってありがとうございます。鍵はストレイシープの訳語ですね。一般には「迷える羊」で定着していますが、今は「見失った羊」とされています。違いは視線の有無。「慰め」の内にある、というのが「誰の顔が浮かんだのか」という問いに対する答えです。もっと外形的なことを言うのであれば、信じる友とお茶をしているときの一コマですね。イメージとしては『三四郎』の美禰子さん。揺れ動く女心ーー子供では、ないかもしれない。ま、短詩はあれこれ想像したり思考したりするのが楽しいので、参考までに。
No.2 ヤエ評価：40点 ■2016-02-25 01:30 ID:Uf7XqFVsX0k	PASS 編集削除
短いながらに、心に残る作品だと思いました。いや、適した表現というものがあるので、長さは関係ないのですが。何回か読み返しに来てしまいます。上手くはいえませんが、この言葉はずっと頭のどこかに残るのだろうと思いました。コメント失礼しました。
No.1 A 評価：50点 ■2016-02-24 18:28 ID:pA0QzJ9KbiA	PASS 編集削除
拝読させて頂きました。短いですが、詩に賭けられているものが垣間見えるようです。確かなものは、自身の確信だけで得られない、だからと言って人に求めても得られない、では、どうすれば得られるのかという問いかけがありますね。得られない、と断言されず、欲しいと言われますが、「そうね」と言われる時、誰の顔が浮かんでいるのでしょう。いや、誰の顔もうかばないという事が言われているのでしょうか。シーソーの片方に乗っていて、もう片方に誰か乗って欲しい、揺れながらでも動きの中で何かを確かめたいという子供心を想像しました。
総レス数 4 　合計 90点

お名前(必須)

E-Mail(任意)

メッセージ

評価（必須）削除用パス Cookie　

感想管理PASSWORD

作品編集PASSWORD 　編集削除