自生の百合
台風は
そこ等でノロノロしているが
近所の百合が咲き出して

優しい香りの白い花
山百合に会いたくなった

近場で会えるとは思わない
其れでも探す価値が有る
毎年会える事に成るから

雨上がりの森は小さくても澄んで居る
酸素を吸う人間と其の排気を吸う植物
其れが酸素を作るなんてまるで奇跡

我侭な人間と共生する植物
其れによって生かされている
此処が好きで当然だった

ふと見ると白い花が咲いている
山百合かと近付いたが赤い雀斑が無かった
園芸種だろうかと落胆する

凄い迫力の花だから
カメラに撮って帰ったが
世界一大きなサク百合と判った

どちらも人気のカサブランカに行き着くと言う

愛するプチ森は
狙いより大きな
贈り物を呉れた









菊池清美
2015年07月19日(日) 19時17分59秒 公開
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No.2  菊池清美  評価:0点  ■2015-07-23 05:14  ID:/dxzQ0Wmf36
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青空さんお早う御座います。

川縁に残された僅かな森林と呼べないまでも近い物が有ります。
市街地にも近いこの地はオアシスかも知れませんね笑

都会で忙しく暮らす方々にも、喜んで貰えたら…と思います。
山百合は西日本の山中でも当たり前に見えたそうですね、段々減り行く自然でも此処で見られるのは嬉しいです。

写真詩が出来る希少なサイトです、其れが良かったようですね、有難う御座いました。
  
No.1  青空  評価:50点  ■2015-07-22 19:04  ID:SugTzIAMGb.
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緑の生い茂った中に、百合の花が美しく可憐で、薫る写真であること一点。

詩人の心待ちにしている様子、毎年かかさずに会いに行く様子、季節の訪れ、現代社会のオアシスのようなゆったりとした時間に、贅沢さを身に染みました。
さぁ、花に逢いに行かねばなりません。
総レス数 2  合計 50

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