弛緩


星屑を1つ取り出して
430年前の世界を眺める

それを口に含んで

カコリ

懐かしい音に瞳を閉じた


まぁるい ガラスを彩る 星を

1つ
1つ

取って、眺めて


北の空に思いを馳せる

弾けて
溶けて

シャラリ

と 撫ぜる


ほんわりと香る
この甘さが

希少だった時代の光は


未だ途絶えることもなく
僕を確かに照らしている



カコリ

シャラリ



ーーこの甘さが


この先ずっと続けばいい


ヤエ
2015年05月22日(金) 18時19分53秒 公開
■この作品の著作権はヤエさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
作者からのメッセージはありません。

この作品の感想をお寄せください。
No.2  ヤエ  評価:--点  ■2015-06-16 20:26  ID:BymBLCyvz/o
PASS 編集 削除
Aさん
読んで頂きありがとうございます!
金平糖のつもりです!
小さい頃読んだ絵本に、魔女が色とりどりの星屑を散らすシーンがあったのですが、それが私には金平糖に見えて「美味しそうだなぁ」と思ったことがあります。
金平糖って、ちょっと不思議な感じがして、あの形や柔らかい色合いから、懐かしさと小さい頃の高揚感が溢れている気がします。

この詩は仰る通り金平糖→星を連想したもので、私達の見る星っていうのは何万年前の光が見えているのだと思うと少し不思議な感覚に陥りますよね。単に距離と光の早さの問題だと頭では分かっていても……。
ちなみに、430光年先にあるのは北極星です。昔からよく山に出掛けてた私としては少し特別な星ですね。昴とかも好きですが……

教えて下さりありがとうございます!
京都にはほぼ毎日行っているので、また行ってみようかと思います(*'ω'*)



今週の日曜日、友人と行ってきます(*´∀`*)
No.1  A  評価:30点  ■2015-05-23 01:15  ID:BymBLCyvz/o
PASS 編集 削除
拝読させて頂きました。

金平糖でしょうか。感覚に忠実な言葉を書き続けておられますね。京都に緑寿庵という専門店があり、お洒落で気に入ってます。機会があれば是非お立ち寄りを^ ^
総レス数 2  合計 30

お名前(必須)
E-Mail(任意)
メッセージ
評価(必須)       削除用パス    Cookie 



<<戻る
感想管理PASSWORD
作品編集PASSWORD   編集 削除