水のバランス
例えば水が、
少しづつ干上がるように、
私の体のいろんなところが鈍くなっていく。

はじめは動き。
何かにつけて失敗するようになった。

次は思考。
何が正しくて重要なのか分からなくなって。

最後は感覚。
幸せがどんなものだったのか忘れていった。


最後に一滴の水もなくなった時、

私は生きていますか。


靄がまとわりつく世界で

私は動くこともできない。



少しづつ失ったものが

一度に戻ってくる時、

私の中から勢いよく水が溢れ出た。

私はそれが嬉しくて

『もっとたくさん』と、水を引き出そうとする。

けれどそれも長くは続かない。

少しの間潤って、ついには枯れる。

前よりもっと、私の中に水はない。




私は生きていますか。

iia
2015年03月21日(土) 21時28分55秒 公開
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■作者からのメッセージ
双極性障害者の辛さを書いてみました。

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No.4  iia  評価:0点  ■2015-03-30 13:44  ID:HkBqakzuyxI
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小夜さん、コメント頂きありがとうございます。
ちゃんと生きてると実感して、イキイキした気持ちを書いてみたいものです。
いつか…!

ありがとうございました。
No.3  小夜  評価:40点  ■2015-03-28 21:38  ID:Zx/2AUZFW8I
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うまくコメント出来なくて申し訳ないのですが…。
個人的には、とても素敵な作品だと思います☆
大丈夫。
iiaさんは、ちゃんと生きてますよ☆

No.2  iia  評価:--点  ■2015-03-23 10:05  ID:/qwab7is9JQ
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菊池清美さん、コメントいただきありがとうございます。

そして温かいお言葉も。
いつか生きているという感覚を実感できるような言葉を書き表したいものです。
No.1  菊池清美  評価:50点  ■2015-03-22 03:34  ID:dJ/dE12Tc8A
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iiaさんお早う御座います。

自分の状態が良く判って上手く表現していますね、素晴らしいです。
心情が良く伝わりました、大丈夫あなたは生きていますよ立派に、だからこんな詩が書けるんです。
  
総レス数 4  合計 90

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