カラリ

カラリ、と飴を転がして
「春はどこへ行ったんやろ」

カラリと晴れた空を見て
「2、3日間だけ春っぽかったやん」

カラリ、乾いたアスファルトを踏む
「その前は雨続きやったけど……
ありゃあ、梅雨か?」

カラリと笑う
「随分と早い梅雨やなぁ」



カラ カラ カラリ
カラ カラリ

私は誰と 喋っているのか
ヤエ
2015年05月03日(日) 17時44分05秒 公開
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暑いです

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No.4  ヤエ  評価:0点  ■2015-05-15 15:20  ID:BymBLCyvz/o
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クレナイさん
お久しぶりです!
昔話、実は少し意識してたのでビックリました。
ラストはご想像にお任せします……と、言いたいところてすが
実はこの詩は語り手の頭の中で会話が連想されているのですが、ラストのシーン、実話のままなら語り手の目の前にはカラリと崩れたからくり人形がいたんですよね。ある意味ではホラーかもしれません!

面白いと言ってくださりありがとうございました!
No.3  ヤエ  評価:0点  ■2015-05-15 15:15  ID:BymBLCyvz/o
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笹竜胆さん
確かに、ラストはもう少し考えようがあったかもしれません。
難しいですね。でも楽しかったです。
コメントありがとうございます!
No.2  クレナイ  評価:50点  ■2015-05-12 00:26  ID:Y5z8Yaj/4DM
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お久しぶりです!
暑くなってまいりましたね。

けど、読んでみて一瞬寒くなったり(笑)

はじめ、可愛らしい詩だなぁと思って読んでいたんですが、最後の最後で、混乱しました(笑)けど、なんだか全体のテンポの良さや、「カラリ」という音が、怖いだけじゃない、秘密を知る時の高揚感のようなものをくれて、怖い気がするのにそんなに怖くないような、けど…という。
そして、これは本当に怖いお話なのかしら?
もっと深い意味があるのではないかしら?
と、色々想像させられました!

とっても面白かったです!
それと、日本昔話を思い出しました(笑)
No.1  笹竜胆  評価:20点  ■2015-05-09 23:09  ID:bPROjq5Gwuo
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一つの擬音から展開する試みは面白いと思います。
ただ、それだけにカラリと終えて欲しかったかなぁと。
後はちょっと単調なので、レイアウトを弄るといいかもしれません。
総レス数 4  合計 70

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