日々
衒う者が知識を自身の欠如の代用として使うのやめ、他者を認めた
言葉は忽ちに世界に色彩と与え、勇気と誠実の樹木が幸く

言祝いが風と共に、各地の美文家に勇気を与える


焚書で沈められる運命にあったその文学上の試みは、

人伝人伝人伝人伝に、
人伝人伝人伝人伝に、あるいは、伝記として。

何度も始まって、限界を告げられ、次には復活した。何度も、神聖なものに属し、もっとも野蛮なものとして、焼かれ、次には有るがままのものとして明確にそこに落ち着いた。
古きよきものとして、綺麗に死んだ。
日常生活者は正しく生活を送った。正しく、子供をなり、正しく大人になる。
彼/彼女は現代に沿って、唯物論者になる。そして、子供を作り、家庭を築いた。人として、幸せを享受した頃、一つの疑問が生まれた。
「これでよかったか」あるいは、「一体どうしてここにいるのか」


中ごろ、存在理由を求め、根源的にゆっくりと階段を下りてゆく。
書架のいたるところに、本が死んでいた。分厚く他者の存在など考えずに、書かれたようだった。どれだけ高尚なもの死んだ。いかなる知者もまた例外ではなかった。人間は動物だと理解するには、たまらなく怖かった。純然たる死が其処に待っている気がしたのだ。これでは敗北ではないか。
そうこうする内に、安寧の日常が狂い始めた。全て、怪しく見え、震える手で安定剤を飲んだ。何度も夫の帰り、待ち、じっとリビングで身を抱えた。
何物も私の見下し、地獄の灼熱で身を焦がした。
太陽の光で、腐るのを避けるために、書架の影に隠れた。
何度も、何度も、死の影と、生の賛歌に苦しめられ、のたうちまわった。

何度も何度も何度も何度も何度も、そう、
何度も何度も何度も何度も何度も、

一冊の本が落ちた。震える心を無にして、直そうとして、

何度も何度も何度も何度も何度も
何度も何度も何度も何度も何度も、落した。

『「新約聖書に述べられていることのどれだけが正しく、どれだけが間違っていようとも、

何度も何度もなんど――――、本が落ち、ページが開く。

疑えないことが一つだけある。つまり、正しく生きるためには、自分は心地よい生き方とはまったく違ったように生きなければならないということである。・・・生きるとは恐ろしいほど真剣なことなのだ』


じっと目をつぶって、何も考えないようにした。世界の一切を外に置こうとした。・・・しかし、それは、ここ=私に戻ってきた。
私は目を開けた。そして、それを復唱した。

何度も何度も何度も、そして、一日一日。また、一日と夜を越えた。
繰り返し、いかがわしいその書物を読んだ。一向に明らかでなかった。
かまわなかった。理解すれば終わってしまうのだから、ずっと理解しないままでいたいのだ。


果ての果て、真理の園。そこはきっと、この日々だから…。

朝目が覚めると、
港からあの赤焦げた船見える、と吉報が入った。
私は急いで家を出た。もう振り返ることはない。



しかし、何度焼かれようとも花は咲く。

さあ、ここから素晴らしき日々。
例のあれ
2015年02月22日(日) 19時18分17秒 公開
■この作品の著作権は例のあれさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
勢いで書きました。
数ヶ月に一回、幽霊部員でお願いします…。

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No.7  例のあれ  評価:--点  ■2015-02-28 21:16  ID:ZGeUHlfOL9Q
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陽炎さんこんばんは

感想ありがとう〜!
もうひと踏ん張り足りないか泣。
ちょっと表現力を熱意で補ってるのが笑。
文体や技法ももう少し練習します。

長い詩難しい。いや、詩が難しい。
一週間くらいで直そうかなぁ。気が向いたら見てやってください。

また機会があれば。ではでは。
No.6  陽炎  評価:30点  ■2015-02-28 03:51  ID:qCJ8yUyU2nY
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拝読しました

勢いにまかせて、思いつくまま描かれた詩
という印象でした

ただ、この詩はもう少し熟成させてもいいかもしれないな、と
書き手の熱量はすごく伝わってくるし
時折、ハッとする表現なども散りばめられているので
文章の体裁を整えたり
重複する言葉を少し削ってみたり
(何度も繰り返すことで強調させる意図もあったと思いますが)
そうすることにより、より硬派な詩に仕上げることもできると思います
No.5  例のあれ  評価:--点  ■2015-02-27 19:35  ID:ZGeUHlfOL9Q
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ヤエさんへ。
ありがとうございました。感想大変うれしいです。
私は、詩が描けたのでそれだけで笑

ご指摘いただいた誤字や脱字を一応直しました。
そのほかに、いくつか加えさせていただきました。

ありがとう。失礼します。
No.4  ヤエ  評価:50点  ■2015-02-27 09:03  ID:6G1KAS8HmaE
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上手く言えませんが、考えさせられる部分が多く、度々読み返したくなる作品だと思いました。

あと、既に指摘がありますが、字の消し忘れ(?)等が気になります。それを除けば読みやすいので勿体無い気がしました。

読ませていただき ありがとうございます。
No.3  例のあれ  評価:--点  ■2015-02-27 01:48  ID:ZGeUHlfOL9Q
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すいません。以前投稿していた時の態度同様手を抜いておりました。
校正もあまりしておりません。表現者として未熟を感じる次第です。

No.2  游月 昭  評価:0点  ■2015-02-25 14:55  ID:9RQqff0XeF.
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こんにちは。
校正、きっちりやりました?
間違ったまま読み進めて二度目に、ア、これ変換間違い、とか、何か違うでしょ?っていうのを多数発見。こうなると、どこまでが作者の意図なのかわからなくなって
ボカン!
No.1  游月 昭  評価:0点  ■2015-02-25 13:45  ID:9RQqff0XeF.
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