泡沫

粉々になって

　　　　　　　散り散りになって


僕の色は
　　　　　どこですか

　　　　　　　って


気づかなくて

　　　　　気づけなく　て

ただ

　　　哀しそうに

　　欠片　　欠片になって



　海に沈んでしまえば

　　　いいのに



　泡沫

　　　　　　　泡沫


白い砂丘の
　　　　　　果て

　　　遠い異国の

　　　　　　浜辺

　泡沫

　　　　　　　泡沫


きらきら
　　朽ちることも　忘れ



　　泡沫　　　泡沫



　水底にさらわれる



　　一欠の

　　　　記憶の色

　　　　　
時雨ノ宮 蜉蝣丸
2015年01月13日(火) 08時01分22秒 公開
■この作品の著作権は時雨ノ宮 蜉蝣丸さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
遺骨をダイヤモンドに変える技術があるそうで。
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No.4  時雨ノ宮 蜉蝣丸  評価：0点  ■2015-01-19 17:19  ID:EO1cmCMyehE
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ヤエ　様

コメント感謝致します。いつもありがとうございます。
言葉の欠片が思考の波に拐われて、どこか遠く沈む様が見えたのであれば幸いです。
沈んで、砕けて、跡形も無くなって、失くしたことに気づく。

日常に風化した在りし日の子供達を書き残したくて。
No.3  ヤエ  評価：50点  ■2015-01-19 00:23  ID:L6TukelU0BA
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何故か、読んでて泣きたくなりました。
沈んでしまえば というのに不思議と共感します。
断片的な言葉が溢れる感じが好きです。
思考が海に落ちるようでした。
No.2  時雨ノ宮 蜉蝣丸  評価：0点  ■2015-01-15 23:20  ID:h.R7wQU9yjA
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游月 昭　様

コメント感謝致します。
泡沫のように曖昧で生まれたばかりの言葉達だけを、あえて集めてみました。
一回作った文章を解いて、繋ぎ合わせるなんてこと、未熟者の俺にはまだできないです……ブクブク。

ありがとうございました。
No.1  游月 昭  評価：30点  ■2015-01-13 16:57  ID:UArH7IFKfkk
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こんにちは。
この作品を読ませていただいて思ったのは、文を一旦ほどいてあぶくにしてから置き直すなんて事をしてもちゃんと伝わる、なんて事になっていたら幸せだろうなぁなどと思ってしまいました。
総レス数 4 　合計 80点

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