宝箱

虫の声を聞きながら
過去を回想することが、私の日課だ

その日あった事から
昔の事までツラツラと遡っていく
あの時どうするべきだったのか
どうなっていたのか

そんなとりとめのない考えと共に
昔の自分を懐かしむ



過去の匂いに思考を委ね
貴方を思い出す時間が、好きだ

笑い合ったこと
仲を違えたことでさえ
今となっては眩しいくらい
良い思い出で

それでも
あの頃に戻りたいとは思わない

過去の私が貴方に抱いていた
知らないフリをしていた感情の名を
今の私は知ってしまっている

貴方にその名を伝えていたなら……

知らないままで
幸せだったのかもしれない

そうして私は今日もまた
瞳と、開けた記憶の蓋を閉じ
奥底に、大切に、しまうのだった
ヤエ
2014年07月14日(月) 07時41分53秒 公開
■この作品の著作権はヤエさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
納得いくものが書けるまで、恋愛ものを書いていこうと思ってます。
感想、アドバイス等頂けると嬉しいです。

この作品の感想をお寄せください。
No.4  ヤエ  評価:0点  ■2014-07-14 21:48  ID:L6TukelU0BA
PASS 編集 削除
游月さん
ありがとうございます!
これからも考え続け、詩という形で表現出来たらと思います。
ずっと考えてきた問が多く、自分なりの答えはまだ出ません。もう少しで掴めそうと思い込んでることもあるので、アウトプットすることで確定していきたいです。
読んでいただき、ありがとうございました。
これからもお付き合いお願いします。
No.3  游月 昭  評価:40点  ■2014-07-14 21:38  ID:HchH4ncRDDY
PASS 編集 削除
こんばんは。

同志よ、共に励まん!

恋愛詩を納得いくまで書くと言われる。それは、一生を掛けるということだと思ったりなんかします。
恋[≒エロース(性愛)]とは、愛[≒フィーリア(友愛,隣人愛)、ストルゲー(家族愛)]とは、という問題に、自分なりに説明出来るくらいに思考し続けることが、ヤエさん独自の恋愛詩を書くことの助けになると思います。

上の[〜]内にアガペー(神の愛)が入っていないのは、わざとです。アガペーは愛ではない、とさえ思います。
「無償の愛というものは存在するのか」
「恋が愛に変わるということが有りうるのか」
「恋は感情であるが、愛は感情と言えるだろうか」
という問いにヤエさん独自の意見が持てるほどに考えていけば、発展途上でも、その時点でのしっかりした恋愛詩が書けるようになると思います。

恋については、「命の根源から、命を繋ぐために仕掛けられた感情」であると私は思っているのですが、愛については、答えを出すまでに死ぬまで時間が掛かると思っています。恋や愛についての詩を書いていると気づくことも出てきます。たくさん考えて共に楽しみましょう。



さて、詩について。
>それでも
以降の表現が面白いです。まだ漠然とした感は否めませんが、今後が大いに期待できます。
ありがとうございました。
No.2  ヤエ  評価:0点  ■2014-07-14 09:09  ID:L6TukelU0BA
PASS 編集 削除
菊池さん
ありがとうございます。
毎回、アドバイスを頂けて嬉しいです。
確かにどこまで語るかというのは大切ですよね。
これからも練って、削るところと残すところを考えていきたいと思います。
ありがとうございました。
No.1  菊池清美  評価:50点  ■2014-07-14 09:05  ID:/dxzQ0Wmf36
PASS 編集 削除
読ませて頂きました、安心して読めますね。

そつが無い所、中味が確りしてる所が良いですね。
ただ其の分少し余所余所しく感じられます、格好良過ぎるかも知れません、面倒な事を言いますね。

感情の名を…で伏せていますね、戻りたいとは思わないで止めた方が良いかも知れない、作意感が見えるから。

詠み手と読み手が同じ位置に居ないと共感を貰えないと思うんです、説明が下手でご免なさい。
書ける人だから煩く言うんです、良いレベルに居ると思いますよ。
  
メッセージに甘えて言いたい放題でした、失礼しました。
  
総レス数 4  合計 90

お名前(必須)
E-Mail(任意)
メッセージ
評価(必須)       削除用パス    Cookie 



<<戻る
感想管理PASSWORD
作品編集PASSWORD   編集 削除