プラスティック
広大な宇宙に漂う塵のように
誰とも出会わない者のように
自分を感じる
存在が、
言葉が、
景色が、
僕の表皮を
つるつると滑って
流れていくようだ

僕は
僕自身とも出会わない
意識も無意識も
プラスティックのようで、
剥いでも剥いでも、
中心にあるのは
つるつるとした、
プラスティック製の種子で
途方に暮れる

夕暮れ
緋色に染まった空が
血のようで
忘却していた熱情が
つかの間、
沸き立つ
うじゃうじゃした、
虫のように
昼野陽平
http://hiruno.web.fc2.com/
2014年03月20日(木) 18時27分35秒 公開
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No.4  昼野陽平  評価:--点  ■2014-03-23 17:12  ID:NnWlvWxY886
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>こむさん

感想ありがとうございます。
イメージとして見ると確かにそんな感じですねw
うじゃうじゃは効果的に使えたらな、と思って書いたので、良かったなと思います。
ありがとうございました。
No.3  こむ  評価:50点  ■2014-03-22 23:09  ID:L6TukelU0BA
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読みました。
詩はよく分かりませんが、海でぷかぷか浮いてるプラスティックごみが夕陽を受けてカッとなるイメージが湧きました。
うじゃうじゃがいいと思いました。
ありがとうございました
No.2  昼野陽平  評価:--点  ■2014-03-22 15:38  ID:NnWlvWxY886
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>游月 昭さん

感想ありがとうございます。

狼男、なるほどって感じですw
いい詩とのお言葉、嬉しいです。励みになります。
御指摘いただいた箇所は、僕としては別の意味のつもりで書いたのですが、読み返すと確かに誤解させてしまう部分だったなと思います。

ありがとうございました。
No.1  游月 昭  評価:50点  ■2014-03-20 20:26  ID:HGGGNe196sc
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こんばんは!

満月を見て、狼男が変身するくらいの色々なイメージが湧いて来るほど、いい詩ですね。

域に達している詩人だと思いました。


校正段階では意外に見つけにくい所があったりして、こういうサイトに出して指摘してくれると有り難いものですが、この詩には一ヶ所だけ小さな迷路の入り口があって、4〜5秒つまづきました。

*自分を感じる
は、長々と書けば、
*自分というものを感じさせてくれる
ということになるとは思いますが、
論理的になりすぎて、また、「存在」とかぶって、ダメダメですよね。

だから、私なら、

1)自分を感じさせる/言葉が、
と、存在を取るか
2)「自分」を感じる/存在が、
と、「」をつけるかするでしょう。

全く気にならない人もいるでしょうから、一応参考までに。

失礼しました。
総レス数 4  合計 100

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