猫が逝った日

猫が
隠れて眠る時其れは
戦う気力が失せた時

病院の看板を見ても暴れない
目はもう何も求めていなかった

未だ決して老いてない
其れが尚更悔しいが

野生の誇りは泣き喚いたりしない
ただ生きる気力を失くしただけ

医師達は生かそうと忙しい
役立たずは退こうとしたら

鼻に向けてと酸素のホースを呉れた
女医先生の気配りが有り難かった

クロは静かに電池が切れた様に止まった
延命処置を訊かれたが断った
此の侭逝かせてあげようと

こんな事は覚悟の上だ
飼うと言うのは送るまでと人には言った
だから平気  な筈だった

後からボディブローの様に効いてくる




菊池清美
2014年05月23日(金) 04時55分04秒 公開
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No.2  菊池清美  評価:--点  ■2014-05-24 05:26  ID:dJ/dE12Tc8A
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青ガラスさん有難う。

抑えて…今迄書く気が無かったと言うか書けなかったかも知れません。
色々心理的に不安定で迷惑を掛けたかも知れません、大丈夫な筈なのに…

急遽書いたので言い足りない事も有りますが、書くべきでもないと思います。
これで決別出来ると思います、有難う御座いました。
No.1  青ガラス  評価:50点  ■2014-05-24 00:20  ID:n9sxsS7MvlM
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とても良い詩ですね。
わたしなら感傷が前面に出てしまう、やりきれない出来事ですが
ぐっと抑えて書いてらっしゃるのが、返って泣けてしまいます。
一文一文があの時の気持ちを代弁してくれているようで
深く頷いてしまいました。

わたしにも、ボディブローのように効いてきます。
今まで読ませて頂いた中で、堂々の一位です*\(^o^)/*


総レス数 2  合計 50

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