永遠の一秒
とまっていく世界
時計の
秒針の
一秒の
その合間のように
とまっている世界


悲しい音もする
コツコツと言うような

動き出したというより
のそりと這い出したというようなもの



言葉だけが踊る
繰りかえされる
一秒の次
めざす停止が
あれほどの愛おしさを感じさせる


だからこれには
何も感じないのだ
壊れてもう
うごかない時計
秒針はふれることなく
同じ時を続ける


2年前に
終わった時間
意味があるこの時間


遺品となった
次の一秒は


完全に止まったな


2年前
思い出して
また
一秒

トドコオル
史裕
2013年07月29日(月) 22時14分32秒 公開
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No.4  史裕  評価:0点  ■2013-08-14 11:25  ID:fS43f89H6ho
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星野田さん
お返事遅れました、もうしわけないです。
たくさんアドバイスいただきまして参考になります。

また読んでいただければと思います。
ありがとうございました。
No.3  星野田  評価:40点  ■2013-08-01 01:57  ID:BQAkycmOfIM
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こんにちは。

 最初の「止まっている世界/時計の/秒針の/…」「悲しい音もする/コツコツというような」と、最初から最後まで朗読したら気持ちよさそうなリズムですね。「のそりと這い出したというようなもの」と「だからこれには/何も感じないのだ/壊れてもう」のところだけが、なんとなく個人的に突っかかってしまうリズムだったりするのですが・・!

 一般的な読み方とか、正しい読み方ではないかも知れませんが、詩を読むという時、五感のどこかで詩を感じようとします。
 冒頭の「とまっていく世界/時計の/秒針の/一秒の/その合間のように/止まっている世界」というのが、とても視覚に訴えながら、その視覚を通した想像でしか再現できない風景を作り上げていて、素晴らしいと思いました。
 この6行の余韻がとてもよかったギャップなのでしょうが、続く「悲しい音がする」という風に、主観的な印象を直接的に与えられてしまったことが、ちょっと残念というか、悪い意味で前節とのギャップを感じてしまったかも知れません(さらに言えば「コツコツという音がする」この場合に「言う」という漢字をつかうことに個人的には違和感を覚えるのもすんなり飲み込めなかった原因かも知れません)
 もしかして意識してこういう構成になっているのかも知れませんが、「時計の秒針の(視覚)」→「悲しい音(聴覚)」→「動き出した(視覚?)」→「言葉だけが踊る(聴覚)」「動かない時計(視覚)」と、二つの感覚を交互に織りまぜる形になっているのかなと感じます。
 しかし、この作品全体から感じる印象は、世界が止まり、逆転して昔を静かに思い出しているような、そんな物寂しいものでした。
 この印象的には、「視覚による描写」→「視覚による描写によって「とまる世界」の描写」と、どんどん文章から視える風景を暗くして行って、その上で、「聴覚による描写」→「靴音、言葉、とまる音」というように聴覚すらシャットダウンすると、感覚に訴える描写としてはどんどんどんどん世界が停止していくようにできたのではないかなあと思いました。

 なんだか、ながながと気ままに意見を垂れ流してしまいました…!
 全体的な雰囲気や、部分ごとの言葉の選び方は素晴らしいと思います。ただ全体のまとまりというか流れのようなものを演出できるとよりよいのだろうなと思いました。
 これからも、頑張ってください。
No.2  史裕  評価:--点  ■2013-07-31 20:49  ID:fS43f89H6ho
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SHIRIAIさん
いつもご指摘ありがとうございます

説明調になってしまうのはもう癖なんですかね
いつも詩版に来てから書くので
次回はもっと練ったものを投稿してみようと思います。

また読んでいただければと思います。
失礼します
No.1  SHIRIAI  評価:40点  ■2013-07-31 03:48  ID:IIbnOzQ/0rQ
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こんばんは。

不思議なことに、以前、別所でこのオープニングに似た詩に出会っています。
記憶力の低い私はオープニング後がどうだったか忘れてしまいましたが、この詩とは別の印象だったと思います。感想などを述べさせていただきます。

かなり詩的に仕上がっていると思います。 まず、
●いいところ

>コツコツと言うような
→女性は直接は出てきませんが、ハイヒールの女性が去っていくイメージがわいてくる

>めざす停止が/あれほどの愛おしさを感じさせる
→ピタ、と止まると同時に時が進む、会える時が近づく

>同じ時を続ける
→(つらい)永遠の一秒

>遺品となった/次の一秒は
→いい言葉が出てきました。

●いまいちのところ

>言葉だけが踊る
→ん(-_-)〜、時が進むといいことがある、心が踊る、しかし、針は次の状態に着いていない。その手前で止まっている、または移行中。しかし結果的に次はない。そのことを匂わそうとしているが、この言葉では上手いとは言えない。

>2年前に/終わった時間/意味があるこの時間
→説明的。
>2年前/思い出して/また/一秒
→またやっちゃいました。


かなり惜しい。しかし、いい。
この詩は大事にするといいと思います。
ありがとうございました。
総レス数 4  合計 80

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