後悔という思い出
死んだことについて
ふと考える

死んだことについて
深く考える



死んだ



何かは聞かないでほしい
ただ単純に死んだのだ
それは物理的になにかというわけではない
それは概念的に死んだのだ

花咲かせることのないつぼみの様な
固く閉ざされたものを
無理やり開こうとしたものだから

それは死んだのだ

概念として
確実に死んだ


いや
あるいは
俺が殺した


中身としての自身を
核心としての概念を

むごたらしいようだった


でもそうせずにはいられなかった


謝ることなど
タダの自慰でしかないのだろう
ならば不遜に最後にこう言う


どうでもよかった




・・・あのころの心は
史裕
2013年02月09日(土) 21時21分28秒 公開
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