感情税
我々は総じて
モラトリアム期間に与えられるものを
当然のように考える
けれども知らぬ間に
支払うコストがあることからも
当然のように目を逸らす

よく考えてみろ
自分の支払ったコストを
そのボロボロの胸に手を当てて

よく見てみろ
君自身の尊いココロが
その伽藍堂にあるかどうかを

今までのこと
分からないとは言わせないよ

何かを貰ったら
それに対して税金がかかる

そして

それを支払った先に
何が残るのか

支払い過ぎて
不足した君なら分かるだろう

さぁ、次は君が与える番だよ
中亜多
http://garandor.clu.st/
2013年06月23日(日) 09時09分26秒 公開
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No.5  中亜多  評価:--点  ■2013-06-24 12:14  ID:6KwfwLRREoY
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SHIRIAIさん感想ありがとうございました。
簡単にこの詩を説明します。
まずメインはギブアンドテイクの関係とそれらの循環について書いています。
子は保護してもらう代わりに愛情を親に提供し
親は保護してあげる代わりに愛情を子から貰います
そうしていくうちに子は自分を愛する分も親に捧げてしまったため
酷く空虚な人間になってしまった
だから君には親にされたように子から愛情を搾取する権利があると
第三者がほのめかしているという内容です。

税金という例えは
若者が老人を支え
その若者が年老いたらまた若者に支えて貰うループを
親と子の関係に変えたものです。
ちなみに
>支払い過ぎて/不足した君なら分かるだろう
これの意味は
愛情不足の親(元の子)に子に対して
愛情を要求する権利があるという意味です。
No.4  SHIRIAI  評価:10点  ■2013-06-24 09:06  ID:C0zE4MTHbTo
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おはようございます。

読むのにかなり時間がかかってしまいました。当然批評することを考えながらなので、余計にかかりました。
これは、読めません。でも、強引に読みました。
まず、第一連が変。
『当然』という言葉、上と下では意味がちがうのに、並列として扱ってしまっている。
[上の当然]
●与えられるものを/当然のように考える
は、
★与えられるものを/当然そうあるべきものであるかのように思っている

または、
★与えられる事が/当然であるかのように思っている
[下の当然]
●けれども知らぬ間に/支払うコストがあることからも/当然のように目を逸らす
は、
★それゆえ、支払うコストから/当然目を逸らすことになる

一連でポカをやったので、
二連目以降、命令する語り手に対して、読者は「はぁ?」となります。(不信感)

その後も変です。
長くなってしまうので、はしょります。
税金という例えが、
支払う、与えるで、こんがらがる(混乱)するので、税金は約束手形や、請求書がたまる みたいにすれば、負(恩)と、支払い(与え返し)でスッキリすると思います。

しか〜し、そうすると、
>支払い過ぎて/不足した君なら分かるだろう

が判らなくなる。何処かで読み間違えたか。

論理的にな感じに構築しようとするならば、ひとつひとつの言葉、それが関わる文、繋がる文章を細かく整わせなければ、何を言っているのか分からなくなる。たとえ分かっても、不信感を抱かせる結果になるでしょう。校正をはしょらないようにしましょう。

失礼しました。
No.3  逃げ腰  評価:30点  ■2013-06-23 22:56  ID:zQ6QIuhNZE2
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俺全然あなたの詩を読めていないwごめんね。

では「モラトリアム期間に与えられるもの」は子供が受ける…なんだろう保護?を受ける代わりに「支払うコスト」つまり愛情を子が親に捧げると。

「当然のように目を逸らす」とは知らないふりをしていると同時にある意味共犯なのですか?

そしてそれ以降の文で今度は自分が愛情の渇望を求めると。
「さぁ、次は君が与える番だよ」は自分の子に愛情を与えるのではなく与えてもらうために保護をするということでいいかな

なんだなんだ怖い怖すぎるよこの詩。いいんじゃない最高!点数加えときますw
No.2  中亜多  評価:--点  ■2013-06-23 18:45  ID:6KwfwLRREoY
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逃げ腰さん感想ありがとうございます。
この詩に出てくる【子】は親に世話をしてもらう代わり
親に愛情を提供していて、親がその愛情を必要以上に欲しがりすぎた
その結果として子は本来なら自分に向けるべき分の愛情まで親に搾取され
心が寂しい人間になってしまった。
子はやがて自らも親になり不足分を埋めるべく
自分の親と同じく搾取する側になる権利があると
第三者が言っているという意味です。
No.1  逃げ腰  評価:40点  ■2013-06-23 12:43  ID:zQ6QIuhNZE2
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学生の僕としては怖い詩だw与えられるものを当たり前として前提において生きているけど、きっと親や親族が払ってくれた対価の上に成り立ってるのかなと。

そして自分が支払った対価として自分の褒賞が意味があるものであったのか。

こういう読み方をしていた中で

「支払い過ぎて
不足した君なら分かるだろう」がどういう意味が落とし込まれているのかわからなかった、ここの解説ご教示ください!

そしていずれ我々も大人になり子供のために無償の支払いを行う側にまわると…。
どうですか?こういう読みが生まれたのですがあなたはどんな意味を込めましたか?教えてください!
あ、でも返事は気が向いたらでいいですよ。忙しい場合もありましょう^^

次の作品もこういう路線で見てみたい。僕の課題としているものをあなたは持っている気がするから。ええ、エゴですw
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