青き輝き放つ蝶

闇の中

一筋の光が浮かぶ

それは人の成せる業なのか


光の中から生まれし蝶

それは一片の儚い生

縦横無尽に羽ばたくが

それはまるで泡沫の夢


永久に

蝶が飛び回ると信ず

それは人の愚かさなのか


ある時光が消滅す

それは神の仕業であろうか

蝶は共に砕け散る

それはまるで消えゆく花火


蝶が残せし鱗粉は

周囲の者を苦しめる


ああ青き輝き放つ蝶

それは幸せをもたらすのか

魅龍
2011年09月21日(水) 23時57分34秒 公開
■この作品の著作権は魅龍さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
原発についての詩です。

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No.2  紅月 セイル  評価:30点  ■2011-09-26 12:51  ID:6S2dyk9SNhU
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読ませていただきました。
原発を蝶に例えている部分がとてもすごいなぁと思いました。
「蝶が残せし鱗粉」の表現が特に良かったと思います。
ただ個人的には少し物足りない感がありました。
5連と6連の間にもう一つあってもいいような気がします。
自分だっていつもそうなのにこんなことを言うのはアレなんですが……。
しかし、表現はとても好みでした。
No.1  史裕  評価:30点  ■2011-09-25 15:25  ID:vnsqb66jc72
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幸せをもたらすのをまつのか、幸せのために利用するのか・・・むずかしいことですねぇ。

読ませていただいてありがとうございました
総レス数 2  合計 60

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