| 魚 |
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知らない女と暮らしている そんな夢 もうどれくらい見ただろうか いくつかは腐らせてしまった それは前触れもなく浮かんでくる 夢と気づけば魚が跳ねる 散らかった意識でひたすらに女を目指し 部屋も期待で汗ばんでいく 魚はますます嬉しくなり 迷わなくなる ペタペタといじめてください いちいち愛さなくていいよ なんやかんやでやさしい君と 気が済むまで溺れていたいし 互いのどうしようもない言動は ひとりで全部飲み干したい そして君を ちょっと心配そうに見ていた君を見つめながら お前はからっぽだって 力いっぱい罵りたい それから 君の間髪いれない十倍返しが来る前に その口を塞いでやりたい そしたらもういっかい 汗まみれのままでいい 目を醒ますその瞬間まで 深く潜れ |
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みずの
2011年07月02日(土) 03時57分17秒 公開 ■この作品の著作権はみずのさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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