ノックの音がした
 ノックの音がした。ノックの音がした……。
 この続きが思いつかない。男は新作ミステリーを書いているところだったが、出だしから全く言葉が浮かんでこない。いつもなら頭の中に情景を思い浮かべれば、それだけで次から次へと言葉が溢れてきた。なのにこの日は、全くだめだったのだ。
 男はもう一度挑戦した。頭の中に嵐の夜を思い浮かべる。この部屋からは見えない外の世界を。そこは、墨汁をぶちまけたように、真っ黒で、しかし薄い闇に包まれている。うなる風は、目に見えてきそうなほどの荒れよう。激しく木々を揺さぶり、家々を軋ませ、それ以外の地に固定されていないものは、すべて浚おうしているようだった。文字通りの風のうなり声が外の世界を占拠していた。いや、それだけではない。この小屋のような家までを侵略しようとするかのように、ドアに吹き付け続けていた。当然外には誰もいない。あるのは荒れ狂う風だけだ。その時だった――
 ノックの音がした。
 男の意識は、その音によって呼び起された。自分でも気づかない間に眠ってしまっていたらしい。頭の中に靄がかかったように、ぼんやりしている。男は頭を振った。靄を追い払うために。その行為が多少の効果をもたらしたようで、思考がだんだんに回復してきた。
 靄が晴れてくると、男の五感――特に聴覚――がその働きを取り戻し始め、周囲の様子を感知していく。風が悲鳴に近い声を上げながら、あらゆる物体を揺さぶり、壊そうとする音、それがまだうっすらと残っている靄を突き抜け、男の思考に入ってくる。木々を揺さぶり、家々を軋ませ、地に固定されていないすべてのものを浚おうとする音だった。まったく、とんでもない天気だ、男はひとり呟いた。が、次の瞬間、胸の中で心臓が縮まった。
 ノックの音がしなかったか? 
 だが、確かではなかった。単に寝ぼけていただけかもしれないし、ノックではなく、風に浚われた何かがぶつかる音だったかもしれない。
 ドンドンドンドン
 今度は間違いなかった。間違いなくノックの音だった。男は凍りついた。なぜこんな時間に人が訪ねてくる? しかもこんな嵐の日に……。そう思うと臆病な心臓を縮み上がらせた恐怖は、その心臓を突き破り全身に広がった。恐怖は体をこわばらせる。ペンを持つ手が震えているのが分かった。
 ドンドンドンドン
 ノックの音が家中に響きわたる。今度は男の内臓すべてが縮み上がった。男は机に頭を伏せ、両手で両耳を覆った。早く出ていけ!  男は心の中で叫んだ。早く出ていけ! 出ていけ! 出ていけ! 
 ドンドンドンドン!
 ドンドンドンドン!
 ドンドンドンドン!
 男の叫びに反して、ノックの音はどんどん大きくなっていく。叫べば叫ぶほど、ドアを叩く力は強く、激しくなる。それに従って、恐怖はその色を濃くし、体の隅々まで侵食していく。その恐怖が男に告げる。――このままじゃ、ドアを蹴破られるぞ――
 確かめよう。男は巨大な恐怖の中に、小さな弱々しい決意を固めた。ドアまで行って、ドアチェーンの穴から、誰が来たのか確かめるんだ。
 男は恐怖が体を止めようとするのを、感じながら、それでもゆっくりと動き出した。ドアに向かって進む。重力が普段の倍に増したかのように、体は重く、そして震える。ノックの音はなおも続いており、その音がするたびに男の心臓は刃で切り付けられたような鋭い恐怖を感じた。ドアまで来ると――ノックの振動まで伝わってきた――チェーンの穴を覗き込む。
 白い服が見えた。雨に打たれたせいで、体に張り付き、うっすらと肌の色がにじんで見える。だが、誰だか分からない。男は顔を見ようと屈んで斜め下からチェーンの穴を覗く。痩せた顎に無精ひげ……。男はさらに体位を下げる。尖った鼻……。さらに下げる。落ち窪んだ目……。
 そこまで見ると、男には相手が、ノックする者の正体が分かった。それは友人だった。間違いなく、一か月ばかり連絡が途絶えていた友人。以前に比べ、ひどく痩せたようだった。
 友人の姿を確認すると、男の中の鋭い恐怖は体からひいていった。しかし、何やら不気味な感じが胸に黒く残った。
 男はドアを開けた。その瞬間、休まずドアを叩き続けていた友人は、いきなり手応えたなくなったことでよろめき、男の方に倒れこんだ。
「おい、大丈夫か?」
 男が言っても友人は何も答えない。ただ、男の腕にしがみつき、震えていた。

 男は友人を部屋に通し、居間のソファに座らせた。この嵐の中やって来たせいで、ずぶ濡れだった。寒さのためか、それとも別の何かのためか、体は深刻なほど震えていた。さっき出してやったコーヒーを手に持っていても、その寒さ――あるいは別の何か――は少しもやわらがない様子だった。そもそも、彼はそのコーヒーを飲もうともしなかった。持ってはいるものの、その手の中のものが何なのか、理解していないような感じだった。下を向いたまま、彼の目はテーブルの一端をじっと見つめていた。だが、果たしてそこにテーブルが見えているかどうかは分からなかった。友人の頭は、何かもっと別のことに囚われているようだった。
「どうしたんだ?」
 男は友人に声をかけた。友人は答えなかった。聞こえなかったのかと思い、男はもう一度言った。
「どうしたんだ?」
 やはり何も答えない。答えないどころか、全く反応を示さないのだ。相変わらずテーブルの端を見つめたまま、彼の時間だけ止まっているかのようだ。男は諦め、台所へ行こうと背を向けた。すると、突然、友人は言葉を口にした。
「誰かが俺を殺そうとしている」
 一瞬、「ひやっ」と冷たいものを感じて、男は振り返った。
「なんだって?」
「誰かが俺を殺そうとしている」
 目はさっきと同じ場所を見つめながら、ソファに前かがみで座り、手にはコーヒーを持ちながら、友人はまるで自分自身に話すように言っていた。
この言葉とこの様子に、男の胸に、さっきの不気味さが広がっていった。そんなこと、あるはずがない。あるはずがないのに友人はそれを信じている。信じて、心底怯えきっている。友人の妄想が男を不安にさせていた。心の中をぐらぐらと揺さぶった。
「そんなこと、あるはずないだろ? 第一、誰がお前を殺そうとするんだよ?」
 友人は少しの間、黙っていたが、また口を開いた。
「でも誰かが殺そうとしてるんだ」
 男は、自分の心が支えを失って不安定に揺れ動くのを感じた。不気味さがはっきりとした形となり始めた。友人の妄想が恐ろしかった。何とかしてその妄想を解きたかった。だが、それは友人の心の深くまで根を伸ばし、動かしようがないほど巨大になっていた。それは彼の様子から、嫌というほど分かった。彼は完全に妄想に取り付かれているのだ。
 男は諦めた。だが、そうであれば、友人にここにいてほしくなかった。彼がいると不安で仕方がなかい。彼の様子を見ていると怖くなる。男は必死で理由を取り繕った。今新作を書いてるんだ。全然仕上がってない。一人でじっくり書かないと、締め切りまでに間に合わない。だから、今日は帰ってくれ……。 実際は、続きを書く気など全くなかった。どうせ書けないのだ。だが、嘘をついていることへの罪悪感も不思議となかった。ほとんどが事実な訳だし、何より、この不安を、不気味さを取り除きたいという気持ちの方が強かった。早く追い出してしまいたい……。

 次の日の朝方、男はベッドの上で頭を振っていた。また、頭の中の靄を追払うためだった。
 あの後、友人を帰したのはいいものの、結局、彼のことが気になって眠れなかった。彼のことなど忘れて、とにかく眠ろうとした。だが、何度、頭の中から彼の硬直した顔を追払っても、その顔はすぐに頭の隅のほうに現れた。そして、いつの間にか大きく膨れ上がり、そのこと以外は考えられなくなってしまうのだ。そして、また、全力で彼の存在を頭の中から消す。だが、再び、恐怖に取り付かれた顔が現れる。その繰り返しだった。最終的に眠るのを諦め、今は逆に眠気を追払うために、頭を振っていた。
 男は友人の家に向かうことにした。そうしないことには、この恐怖はおさまりそうにない。そうと決めたら早かった。ベッドから起き上がると、部屋着の上からそのままコートをはおり、サンダルをつっかけ、すぐに玄関のドアを開けた。薄暗い中に出ると、激しく冷たい風が殴りつけるように男に襲いかかった。だが、そんなことは気にならなかった。友人の家へ行く。それしか頭にはなかった。

 友人の家に着くと、男ははドアをノックした。
 ドンドンドンドン
 ノックの音に少し遅れて、ドアの振動が握ったこぶしに伝わってきた。男はしばらく待った。だが友人は出てこない。いや、出てこないどころか、ドアの向こうで動く気配すらしないのだ。男の中に、また、一抹の不安が生まれた。
 ドンドンドンドン
 また叩いてみる。だが、ドアの向こうは暗い静寂に包まれたままだ。この静寂が男の不安を大きくした。胸の中で広がる黒い不安を食い止めたい気持ちで、男はさらにドアを叩いた。
 ドンドンドンドン――
 ノックの大きさと反比例するように、後から大きな静寂が続いてくる。男の胸の中はめいっぱいの不安で張り裂けそうになった。不安が真っ黒な渦になって、胸の中を満たしていく。
 ドンドンドンドンドン!
 ドンドンドンドンドン!
 大きく黒くなる不安をどうにかしたい一心で、男は叩き続けた。
 ドンドンドンドンドンッ!
 ドンドンドンドンドンッ!
 だが、叩けば叩くほど不安は大きくなる。男はその不安に突き動かされ、思い切りドアを蹴った。
 ドォン!
 もう一度。
 ドォンッ!
 もう一度。
 ドォンッッ!
 その時、鈍い「ドォンッッ!」という音に続けて、甲高いバキッという音がした。勢いよく蹴り飛ばされたドアは、そのまま強く壁にぶつかりガンッというと共に、今度は勢いを失ってはねかえってきた。再び静寂が訪れる。暗い静寂が。だが、さっきまでとは違う。ドアは開いた。今まで見えていなかったその暗い静寂は、もう手の届くところにあるのだ。そのどこまでも続くような暗闇を見つめる。すると、男は不安に交じって、心臓をゾクリとする何かが通り過ぎるのを感じた。
 男はゆっくりと中へ入った。暗闇の中へ。何かに押さえつけられるのを感じながら、友人の名を呼んでみる――。自分でも驚くほど、か細い声が聞こえた。それに続けてまた静寂――。ドアの前にいた時は不安だったものは、今や恐怖となって胸の中を満たしていた。そういえば、このあたりに電気のスイッチがあったような……。男は思って、手で壁を探ってみた。ブツブツとした壁の感触が指先を通じて伝わってくると、恐怖が少しやわらいだ。――あった、スイッチだ。男はそのスイッチを押した――。
 パッ! 辺りは黄色い光で満たされた。男はそのまぶしさに目をつぶった。それでも、さっきまでの暗闇とは相反するような明るい光は、まぶたの裏側にまで伝わってくる。しばらくは、あまりの明るさに目を開けることができなかったが、徐々にその明るさに慣れてくると、男はそっと目を開いてみた。まぶたは思った以上に重かった。それはまぶしさのせいだけではない。見たくはない「何か」がすぐそこにあるのではないかという恐怖が、男のまぶたを石のようにしていた。うすく開いた目に、また、強い光を感じた。だが、そのまぶしさはすぐに男の目に吸い込まれ、普通の明るさに変わっていった。男は大きく目を開いた――。

 その瞬間、男の心臓はドク、ドクという鼓動をやめ、ピタリと止まった。その代わり、何かに握りつぶされているような感覚が、胸の中にある。その心臓と同じように、呼吸も止まり、声も失った。男の体のすべてがその機能を失ったように静止していた。だが、目だけは違った。じっと、目の前で横たわる姿を見つめていた。
 そこには友人の姿があった。その近くには銃が。四方から細い糸に固定され、まるで宙に浮いているかのようだった。銃口は友人ではなく、ドアの方に向かっている。男はこの状況から、友人が「自分を殺そうとしている誰か」を殺そうとして、逆に銃の暴発で命を失ったのだと悟った。男の心臓はゆっくりと鼓動を始め、呼吸も徐々に回復した。声も喉元に戻ってきている。男は友人の顔を見た。
 友人は恐怖に目を見開いていた。そして、そのままの状態ですべての筋肉が静止している。よく、死人の顔を見て「今にも動き出しそう」とか「眠っているみたい」というが、そんな気配は全くなかった。友人の表情は、動きようのない蝋人形のように固く止まったままだった。体を動かす源は、命と共に友人から去り、単なる脱け殻だけが、そこにはあった。単なる脱け殻が……。
 そう思って、友人の表情を再び目にすると、男の心臓は、またピタリと止まった。男の目は、友人の見開いた目に釘付けになり、そこから離すことができなくなった。その目は、紫の光を放っていた。その紫色は、目の中で大きくなったり、小さくなったりしている。ボウボウと暗く光るその紫色を見ていると、男には友人の目だけが……いや、その目の中で燃えている紫の光だけが、生きているように思えた。恐怖を宿したその光は、ゆっくりと燃えながら男に語りかけてくる。そして、どんどん大きくなる。男には、もうその紫の光しか見えていなかった。ボウボウと燃える紫色。男の目の前はその光でいっぱいになった。そして、目を通して、その光は男の心までボウボウと照らした。胸の中が紫の暗い光で満たされていく。ボウボウ、ボウボウと、ゆっくり燃えていく――。その時……

 ノックの音がした。

 男はその音で目を覚ました。
辺りを見渡す。すると、そこは見覚えのある部屋だった。男は机の前に座り、手元には新作の原稿が置いてある。頭の中は、やはり靄がかかっていたが、その頭でもはっきりと分かった。そこは彼の部屋だった。窓が外の風に吹き付けられ、ガタガタと震えている。外からは、家中の戸口に隔てられてくぐもった、ごうごうという風の音が聞こえてくる。
 ドンドンドンドン
 再びノックの音がした。男はゆっくりと立ち上がると、ドアの方へ向かった。頭はまだ靄がかかったままで、足もまるで宙を歩いているように感覚がなかった。男はドアの前まで行き、開けた――。
 そこには友人の姿があった。ずぶ濡れでガタガタと震えている。男は自分の声が「どうしたんだ」というのを聞いた。友人は答えた。
「誰かが俺を殺そうとしてるんだ」
 男はその言葉を聞くと、自分の胸の中で紫色の光が小さく燃えるのを感じた。「どういうことだ」自分の声が聞こえる。友人は答えた。
「分からない。でも、誰かが殺そうとしてるんだ」
 それを聞くと、紫色の光はさらに大きくなっていった。ボウボウと不気味に暗く光る。光りながら、男に話しかけた。
「嘘だ……」
 光はどんどん大きくなる。ボウボウと燃える。そして、その光が自分の目にも宿るのを男は感じた。目の前は、紫色の光で包まれている。光はゆっくり燃えながら、男に語り続ける。
「そいつはお前を殺そうとしてるんだ。そのために嘘をついている」
 紫色はどんどん暗く、どんどん大きくなっていく。そして、男の胸の中を巨大な真っ暗闇にしてしまった。
「そいつを殺してしまえ。殺される前に、殺してしまえ。そいつもそのつもりなんだ。殺してしまえ」
 光に動かされ、男はゆっくりと部屋の中へ入っていった。友人も続いてくる。友人をソファに座らせると、男はケースに入れて壁に飾ってある斧に目をやった。紫色はひときわ大きく目の前で、ボウ、と燃えた。今や指先にまでその光を感じながら、男はその斧を手に取った。胸の中には不気味な紫色が渦巻いている。斧を手に、男は友人の背後に近寄った。そして、斧を振り上げる。目の前の紫色は燃え上がり、胸の中には永遠のような渦が暗い光を放って沸きあがる。男は、紫色の光が自分の両腕に宿るのを感じた。その両腕に力を込め、そして振り下ろす――
 バキッ!
 その瞬間、斧の柄が折れ、刃は友人とは逆を向いた。今しがた込められた力と、同じだけの重力がかかり、刃はそのまま落ちた――
 ズドッ!
 鈍い嫌な音がした。それに続けて、ドサッ、と何か大きなものが倒れる音。友人は振り返った。  
 そこには男の姿があった。頭部のど真ん中に斧が突き刺さっている。両腕が、ビクッ、ビクッ、と痙攣していたが、それもしばらくすると止み、男の体は全く動かない脱け殻となった。友人はガタガタと震えながら男の顔を見た。その目の中には、ボウ、ボウ、と暗い紫色の炎が燃えていた。
 紫色は友人に語りかけた……
zooey
2011年04月10日(日) 03時44分20秒 公開
■この作品の著作権はzooeyさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
一年くらい前に書いたものです。
以前別のサイトに投稿したのですが、あまりにも出来が悪かったのか、ほとんど感想すら尽きませんでした(T_T)
確かに、相当イケてなくて、一応手直ししたんですが、
まだまだ改善の余地が大アリな作品だと思っています。

これに関しては、本当に全然ダメなのはわかってるので、是非いろいろだめだししてください。

よろしくお願いいたします<(_ _)>

この作品の感想をお寄せください。
No.15  zooey  評価:0点  ■2011-05-12 16:03  ID:qEFXZgFwvsc
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>志保龍彦さん
ご返信が遅くなって申し訳ありません。そして、ありがとうございます。

紫の炎はこの作品で最も気に入っているところなので、ほめて頂けてうれしいです。
文章は、昔書いたものを改稿しているので、ちょっとムラがあるのが自分的には残念ですが、作品と合っていると言われると、確かにそういう面もあるのかなと思いました。参考になります。
私は書くときのテンションで文章が変わってしまうのですが、それが偶然に吉と出たのかもしれません。あとはそれを意識してできるように、ですね^_^;

擬音語についても、効果的に使えるようにしていきたいと思います。
私も志保さんの擬音語の使い方がすごく好きなので、参考にさせていただきますです。

では、ありがとうございました!
No.14  志保龍彦  評価:30点  ■2011-05-09 21:12  ID:IMTlZxwhf2M
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どうもこんにちは。志保龍彦です。
拝読致しましたので、拙いながら感想を書かせて頂きます。
ある意味王道的な舞台設定ではありますが、サスペンスにホラーの要素も加わった、「恐怖」が描かれた興味深いお話だと感じました。「恐怖」を紫の焔で表現したのも面白いアイデアだと思います。また文章が非常に物語に合っていましたので、すんなりと読むことに没入出来ました。私が考えるに、この読み易さというのは小説を書く上で意識しなければならない重要事項です。擬音に関してですが、私自身が擬音を多用する人間なせいか、特に気にはなりませんでした。擬音は気になる人が多いと思いますが、上手く使えば有効な表現方法になるので、それを試行錯誤するのも良いのではないでしょうか?
次回作も楽しませて頂けたら、嬉しく思います。

ではでは。
No.13  zooey  評価:0点  ■2011-05-05 00:41  ID:qEFXZgFwvsc
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>桜井さん
こんばんは、ご感想ありがとうございます。

主人公の男が友人の死因を確信する場面は、かなり強引ですよね^^;
スリラー系の作品を書く経験も、読む経験もあまりないので、それが出てしまった場面だと思います。反省です。

一応、この作品はミステリーというよりホラーのつもりなので、
ミステリーに求められる、謎が解けた時のラストの爽快感よりは、
なんだか怖いという恐怖を描こうと思いました。

が、たとえミステリーを書いたとしても、そういうラストは書けそうにないです^_^;
もともとラストを書くのが苦手なので……
この作品も、ほかの方が仰っているように、ラストの描写は明らかに足りないと思います。
ジャンルに限らず、ラストをきちんと書けるように、努力していきます。

ありがとうございました。
No.12  桜井隆弘  評価:30点  ■2011-05-03 00:43  ID:1jnboxXQj5w
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中盤のノックの音で男が目を覚ますまでは意外性を感じなかったのですが、前フリとして上手く使ったことに気付いて一気に面白くなりました。
銃口がドアの方を向いていたことから、男が殺され得たことが想定できましたが、状況が不透明な為に第三者の可能性も最後まで外せませんでした。

ただ、オチは僕もよくわかりませんでした(苦笑)
「なるほど」という動機や繋がりがあれば、読後感がより爽快になるのではと思います。
No.11  zooey  評価:0点  ■2011-05-02 18:34  ID:qEFXZgFwvsc
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>ゆうすけさん

初めまして、ご感想ありがとうございます。
返信遅くてすみません、ミステリ板をあまり見てなくて^^;

描写に関しては、この作品はほかの方からもお褒めの言葉を頂いて、本当にうれしい限りです。
こういう風に、その時に感情というか感覚を、途切れることなく書く場合は結構うまくいったりするんですが、
たとえば途中で会話とか、動作とかで途切れてしまうと、うまくいかなくなってしまうんですよね。
その辺は、今後も鍛錬していきたいと思っています。

「男」、「友人」という表現は、やはり分かりにくいなと自分でも感じます。
名前を付けるか、もしくは外見的特徴で呼び分けるなど、ここは工夫をしたいと思います。
ラストの描写も、仰る通り、甘いですね。
前半と同じように、もっと色濃い描写で、もっと生々しいシーンにしたいと思います。

的確なご指摘、ありがとうございました。
No.10  ゆうすけ  評価:30点  ■2011-04-30 17:18  ID:KDK/MQZX1DE
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拝読させていただきました。
ノックの音から始まる恐怖感が上手いと思いました。描写がうまいですね。
紫色の炎、殺されると思いこむ恐怖感が形となって現われたものですね。これが伝染してくる恐怖ですね。この設定は、もっと掘り下げることでより面白く、そしてより怖くなりそうですね。悪夢だか現実だか曖昧なところは、ホラーとしてありだと思いました。
やや分かりにくい箇所があります。既出ですが、登場人物二人は名前で呼び分けた方が分かりやすいと思いました。斧の柄が折れて自滅するところが、ちょっと情景が想像しにくかったです。


No.9  zooey  評価:0点  ■2011-04-18 00:07  ID:qEFXZgFwvsc
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G3さん

ご感想ありがとうございます。
タイトルは星新一っぽいですが、内容は全然違うんですよね^^;
なので、ほかのサイトに投稿した時には、戸惑われた方も多かったようです。

細部の描きこみは、仰る通り足りないし、雑だと思います。
勢い任せの作品で、そういった部分は本当に改善しなくてはなりませんね。
的確なご指摘ありがとうございます。

擬音語も、皆さん仰っている通りです。

セリフと地の文のバランス……
全然意識してはいませんでした。それじゃあ、成功しているうちに入りませんよね。
そういった部分にも注意して、作品は書くべきなんですね。勉強になります。

拙い作品で、なんか、申し訳ない気持ちです(>_<)
でも、ご指摘、とても参考になりました。ありがとうございます。
もしよろしければ、今後もよろしくお願いいたします<(_ _)>
No.8  G3  評価:30点  ■2011-04-16 13:30  ID:wfVGn00IRSE
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読ませて頂きました。星新一先生の本を思いだすタイトルですね。何やら緊迫感は伝わって来たのですが、細かい部分で何が起こっているのかが判り難かった様に思います。例えば糸に吊るされた銃の場面。死体と銃の位置関係とか、斧の動きも想像し難かったです。もっともこれは私の読解力が無いせいかも知れませんが。それと、他の方も書いていますが擬音の多用も損をしている様に思いました。ドンドンは良いと思うのですけどね。それと >墨汁をぶちまけたように、真っ黒で、しかし薄い闇に包まれている。これちょっと違和感。お部分ですが。真っ黒で、しかし薄い闇というところに微妙に違和感を感じました。
なんだか揚げ足取りみたいな感想になってしまいましたが、台詞と地の文のバランスなんかは非常に良くて読みやすかったと思います。
No.7  zooey  評価:0点  ■2011-04-15 01:35  ID:qEFXZgFwvsc
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>永本さん
ご感想ありがとうございます。
なんか、すごくほめて頂けて、うれしいです。
臨場感は、どの作品でもわりと意識していて、これは特にそういう部分が目立った作品だと思います。
うまく書けててよかったです。
ただ、ホラーは、あんまり書かないんですよねー。
これはたまたま思いつきましたが、普通にしてたらホラーのストーリーなんて全然浮かばないんです^_^;

長さ的に掌編ですよね。
でも、私なんかよりずっとすぐれた掌編を書かれる人は、このサイトにもたくさんいますよ。
私も色々と勉強させてもらっています。

ほかの方からもなんですが、意外にも評価が高くて驚いています。
自分ではあまり気に入ってなかったので。
たぶん、気に入ってる作品はそれゆえ独りよがりになる傾向が強いのかなと感じました。
それに比べて、そこまで気に入ってない作品は客観的に見れるから、読者に親切に書けるというか。
それはそれで、課題ですね。気に入ってる作品をいかに見せるか。

擬音語は仰る通りだと思います。
この作品に限らず、多用してしまうことに最近気づいたので、
きちんと文章で描けるよう、改善していきたいです。

ありがとうございました!
No.6  永本  評価:40点  ■2011-04-14 22:15  ID:sciAlBTS1Q.
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zooeyさんの現代物の小説も面白いのですが、ホラー物も面白かったです。
何と言っても文章というより一文一文から醸し出される臨場感が断トツで、読んでいると目の前に情景が浮かび上がってくるようでドキドキしました。zooeyさんはもしかしたら現代物の小説よりもホラーの方が向いているのではないかと思うほどに表現も巧みで作品から浮いた感じがせず、物語にしっかりと浸透していて「ホラー物」というのを熟知しているようでプロの作品に見劣りしないものでした。(zooeyさんはホラー物の方が向いているのかも?w)
短編というより限りなく短編に近い掌編なのかな、それなのにしっかりと「起承転結」が出来ていて読んでいて、「ああそうか。僕はこういう掌編が読みたかったんだな」と感じました。楽だからなのかは分からないのですが本来は難かしい掌編を書く作家志望の人があまりに多く、どれも正直読めるようなものではなかったので、この作品は本当に久しぶりのヒットだったので嬉しかったです。
ただ擬音が多かったのが難点かなと。ラノベのように読むに堪えないものではなかったのですが、ちょっとくどくもっと違う表現をすればこの作品の臨場感はさらに上がったし、もっともっと洗練されたものになったと思います。
次回作も期待しています!
No.5  zooey  評価:--点  ■2011-04-14 04:16  ID:qEFXZgFwvsc
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>tueさん

初めまして、ご感想ありがとうございます。
いまどき、ノックされたらなんか怖いですよね、インターホン押せよ! と言いたくなる(笑)
平日の昼間でもってコメントに吹いてしまいました(^^)

自分でも、こんがらがるくらいでちょうどいいかな、と思って書いていたんですが、説明しろと言われると、自分でもうまく説明できないです。
こんがらがること自体ではなく、作者自身がそういう状態だから読み手も困惑するのかな、と思い、反省です。

話がループすることも、そこまで煮詰めて考えていなかったので、作り込が全然甘いんだなーと、ご感想読んで感じました。
もっとしっかり詰めていかないとダメですね。

文章をほめて頂き、うれしいです。
ありがとうございました!
No.4  tue  評価:30点  ■2011-04-12 23:55  ID:.yxIy1spPXc
PASS 編集 削除
 拝読しました。ノックの音に怯える主人公に、なぜか共感してしまいました。ノックの音って恐いですよね。嵐の夜じゃなくて、平日の昼間とかでも恐いです(笑。
 ところで、オチについてなんですが、私もよくわかりませんでした。なんだか頭がこんがらがってしまって……。作者さんのコメントに恐怖の象徴と書かれているのを見て、なんとなくわかったような気がしますが、ちょっとわかりづらいかなと思います。作中、話がループしているのは、作家である主人公が何回も小説の冒頭を書き直しているということを暗示しているのかな、と思ったのですが、それも結局よくわかりませんでした。なんでもかんでも説明を求めるのも野暮かと思いますが、気になったもので(汗
 簡単な感想ですが、以上です。恐怖心を煽るような文章はとても上手いと思いました。これからも頑張ってください。それでは〜。
No.3  zooey  評価:0点  ■2011-04-11 00:25  ID:qEFXZgFwvsc
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>楠山歳幸さん
初めまして、ご感想ありがとうございます。

擬音語、多いですね……。反省点です。
今まで、「音」に重点を置いた作品をこれしか書いていないので、
正直、どうやってその音を表すべきなのか分からず書いているところがあります。
やはり改行して擬音語使わなくてもその音が際立つような文章で書くべきですよね。

嵐を、静かな雨の描写に変えたほうが良いというご意見も、確かにそうだなー、と思いました。
実際、嵐の描写と友人の家を訪ねた時の、静寂の恐ろしさがちぐはぐなんですよね。

良い作品と言って頂けてうれしいです。
また、的確なご指摘もありがたかったです。

>らいとさん
こんにちは、ご感想ありがとうございます。
臨場感は割と意識して書いてるので、良かったです。
嵐の描写は、もともとはミジンコ級にイケてなかったのですが、
ひどすぎて投稿するのが恥ずかしく、
昨日の夜に直しました。冒頭からドアを開けるまでは、元の形はほとんど残ってません。
ほめて頂けて、一年たって、少しは成長できたかな、と思えました。

ラストは、確かに誰が誰だかわかりにくいですよね^_^;
実際、出てきてるのは「男」と「友人」の二人だけで、
とりあえず「男」と表記してあるものは、すべて主人公のことです。
うーん、名前、付けたほうが分かりやすいですよね。
けど、ちょっと抵抗があります。
でも、何かしらわかりやすいように改善すべきですね。

紫の炎は、人間に取りつく恐怖の象徴として書きました。
む、紫の理由は……、なんとなく恐そうだから…。ちょっと安易に作ってしまいました(-_-;)

らいとさんの作品、途中まで読んでるんですが、すみませんまだ読み終わってないんですよね。
火曜くらいには、たぶん感想書けると思います。
ありがとうございました!
No.2  らいと  評価:40点  ■2011-04-10 16:13  ID:iLigrRL.6KM
PASS 編集 削除
拝読させて頂きました。
面白かったです。文章も臨場感があふれていて、とてもスリルがありました。うまいですね。
ただ、オチが僕にはわかりませんでした。男というのは主人公の男? それとも別の男?
紫の炎とは? うーん、よくわからない。
嵐の場面は本当に映像が浮かんでくるように大迫力でした。描写力の賜物じゃないですかね?
オール読物とか、青春と読書にこういう作品が載っているような感覚になります。
プロと比べても遜色ないと思います。
No.1  楠山歳幸  評価:30点  ■2011-04-10 14:51  ID:sTN9Yl0gdCk
PASS 編集 削除

 初めまして。拝読しました。

 僕は素人なため、専門的なことはわかりませんので、感じたことを……。

 ライトノベルのような印象がありました。擬音語(?)も目立ったと思います。せっかくの物語の品位を落としてるかな、と思いました。冒頭の嵐も、こういう風の作品の効果ではありがちな感じがしました。案外、静かなしとしと雨でもよかったかな、と思います。

 しかし、勢いを感じさせるお話に引き込まれました。全体的に、良い作品だと思います。

 拙い感想、失礼しました。
総レス数 15  合計 260

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