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RSSフィード [229] 即興三語小説 -今年もラストスパート-
   
日時: 2014/12/21 22:13
名前: RYO ID:EDb7cLbA

 お題にクリスマスがないのは、深く聞かないほうがいいでしょうか?
 そりゃ今年はクリスマスが週の真ん中で、難しいわけですよ。
 その分、年末年始は結構長めで、年始は普通に一週あって大変ですけど。
 ま、こつこつ働いていればきっと問題ない。
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●基本ルール
以下のお題や縛りに沿って小説を書いてください。なお、「任意」とついているお題等については、余力があれば挑戦してみていただければ。きっちり全部使った勇者には、尊敬の視線が注がれます。たぶん。
▲お題:『一心不乱』『雲泥の差』『降雪』
▲任意お題:なし
▲表現文章テーマ:なし
▲縛り:なし
▲投稿締切:12/28(日)23:59まで 
▲文字数制限:6000字以内程度
▲執筆目標時間:60分以内を目安(プロットを立てたり構想を練ったりする時間は含みません)

 しかし、多少の逸脱はご愛嬌。とくに罰ゲーム等はありませんので、制限オーバーした場合は、その旨を作品の末尾にでも添え書きしていただければ充分です。

●その他の注意事項
・楽しく書きましょう。楽しく読みましょう。(最重要)
・お題はそのままの形で本文中に使用してください。
・感想書きは義務ではありませんが、参加された方は、遅くなってもいいので、できるだけお願いしますね。参加されない方の感想も、もちろん大歓迎です。
・性的描写やシモネタ、猟奇描写などの禁止事項は特にありませんが、極端な場合は冒頭かタイトルの脇に「R18」などと添え書きしていただければ幸いです。
・飛び入り大歓迎です! 一回参加したら毎週参加しないと……なんていうことはありませんので、どなた様でもぜひお気軽にご参加くださいませ。

●ミーティング
 毎週日曜日の21時ごろより、チャットルームの片隅をお借りして、次週のお題等を決めるミーティングを行っています。ご質問、ルール等についてのご要望もそちらで承ります。
 ミーティングに参加したからといって、絶対に投稿しないといけないわけではありません。逆に、ミーティングに参加しなかったら投稿できないというわけでもありません。しかし、お題を提案する人は多いほうが楽しいですから、ぜひお気軽にご参加くださいませ。

●旧・即興三語小説会場跡地
 http://novelspace.bbs.fc2.com/
 TCが閉鎖されていた間、ラトリーさまが用意してくださった掲示板をお借りして開催されていました。

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○過去にあった縛り
・登場人物(三十代女性、子ども、消防士、一方の性別のみ、動物、同性愛者など)
・舞台(季節、月面都市など)
・ジャンル(SF、ファンタジー、ホラーなど)
・状況・場面(キスシーンを入れる、空中のシーンを入れる、バッドエンドにするなど)
・小道具(同じ小道具を三回使用、火の粉を演出に使う、料理のレシピを盛り込むなど)
・文章表現・技法(オノマトペを複数回使用、色彩表現を複数回描写、過去形禁止、セリフ禁止、冒頭や末尾の文を指定、ミスリードを誘う、句読点・括弧以外の記号使用禁止など)
・その他(文芸作品などの引用をする、自分が過去に書いた作品の続編など)

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メンテ

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Re: 即興三語小説 -今年もラストスパート- ( No.1 )
   
日時: 2014/12/23 22:12
名前: マルメガネ ID:4A58baOQ

 護摩壇に焚かれた護摩木が爆ぜ、炎がゆらめき激しく燃え上がる。
 薄暗い道場に設えられた護摩壇の奥には曼荼羅が掲げられ、護摩壇の前に座った円海阿闍梨とその弟子たちが一心不乱に経を上げ、真言を唱えつつ印を結び何かを祈っている。
 道場の外は降雪していた。 真っ白な雪がぼたぼたと落ち、瞬く間に白く覆ってゆく。
 火桶が欲しく恋しい寒さの中で円海阿闍梨が祈るのは国家鎮護。息を整え、高くもなく低くもない真言の詠唱が薄暗い道場に響きわたる。
 山門の静謐さとはかけ離れた洛中では、辻風が起こって家が倒れただの、疫病が流行り多くの人の命が失われ、また戦乱など、まことよからぬことばかり続き往来のきらびやかさは失われ、寂れ果てている。
 王朝のきらびやかな洛中のさまと廃れ寂れ果てた洛中のさまの雲泥の差は、諸行無常の理どおりにそれはいたたまれないほどだった。
 国家鎮護の祈りを終えて、道場の外に出た円海阿闍梨は、降雪して白く銀世界になった境内の様子を眺め、この雪の如くに災難が打ち続く世の中を覆ってくれればよいものを、と思う。
 山深い寺から円海阿闍梨は弟子たちと一緒にそう遠くない村に托鉢にでかけた。
 薄暗い山道を通り、村に出て経を唱えながら家々を回る。しかし、打ち続く天災によって、食うものもままならないのか、放棄された家もあった。
 村がそんなありさまだったから、洛中はどんなにひどいことになっているのか、ということはなんとなく円海阿闍梨にもわかった。
「お師匠様。どこも無理なようです」
 弟子たちががっかりした様子で帰ってきた。
「それは仕方がない。寺に戻ろう」
 円海阿闍梨がそう言って寺に戻ることを弟子たちに告げた。
 また暗い山道を通り、雪をかき分けて寺に戻ると、稚児たちが湯殿に湯を沸かして入れていた。
 それは何よりも馳走とばかりに、それぞれに飛び込む。
 雪は夜明けまで降り続き、朝には一尺あまり積もっていた。
 円海阿闍梨は弟子を集めると、また道場に籠り、祈り始めたのだった。

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