感想です ( No.8 ) |
- 日時: 2011/04/05 08:04
- 名前: つとむュー ID:3TgED3s6
100回目の開催、おめでとうございます。 同じお題で書かれた作品をいくつも読むことができると、とても勉強になります。 今回は、お題「美しすぎて、何が悪い」の使い方が難しかったです。 それを焦点にして感想を書いてみたいと思います。
脳舞さん
「美しすぎる」ものは雪山ですか! これは思いつかなかった。お見事です。 内容もとても綺麗で、しかも緊迫感があって、つい引き込まれてしまいました。 読んでいるうちに、加藤文太郎の話を思い出してしまいました。この雪山のモデルはどこでしょう? 三○○○m級の山なら山頂付近に山小屋があるのでは、というのが小さな疑問点です。
>「……俺たち、笑えてましたかね」 きっと女神はこの言葉を聞いていたのでしょう。最後も良かったです。
HALさん
中世の欧風作品ですね。「美しすぎる」のは主人公で、直球勝負で突き進んでいるのが好印象です。 キーとなる男性の名前が出てこないので、主人公は好意を持っているはずなのに何故名前が?と最初思いましたが、このラストなら納得です。 自分の作品ではそういう試みをしたことがないので、機会があったら試してみたいと思います。
もしかすると、この「男」は捕まって殺されてしまったのかも…… そんな漫画があったことを思い出しました。
もげさん
これも中世欧風作品ですね。「美しすぎる」のは王妃で、主人公にも当てはまりそうです。 HALさんの作品と似たような舞台になったのは「美しすぎる」の影響でしょうか。 両作品に「毒」が出てくるのも興味深いです。 HALさんの作品は「負けるな」を追求した作品で、この作品は「美しすぎる」を追求した作品。 舞台が似ているので、テーマによる対比ができて興味深かったです。
終盤は、物語にすっかり引き込まれました。 今回の作品の中で、一番の悲劇かもしれませんね。 「菫の砂糖漬け」の使い方が上手いと思いました。
RYOさん
「美しすぎる」は妖精でしたか。 「木下闇」との相性が良くて、心地よい詩的な雰囲気がよく出ていたと思います。 しかし…… 「鼻からうどんを垂らす根性なし」と「美しすぎる罪で逮捕する」を入れ込むのはちょっと厳しかったかも(笑) この二つを入れるには、作品をコメディにするしかないと個人的には思うのですが、 そこをあえて詩的に攻めた姿勢に脱帽です。
片桐秀和さん
「美しすぎる」はカードに書かれている言葉でしたか。 これは、どんなお題にも使えるの手なのであまり多用は出来そうにありませんが、 「美しすぎて、何が悪い」と対比される言葉が沢山あって面白かったです。 特に「困ったほどに、やわらかく」って……何?(爆笑) それにしても、主人公のこの性格は死んでも直りそうにないですね。 最後のオチが効いていると思いました。
とりさとさん
「美しすぎる」は友情ですね。そしてまさかのSFもの。 作品のテーマは友情でした。やはり多くの作品で、内容が「美しすぎる」ものに引っ張られていますね。興味深かったです。 「ウサミミナギ」が「ウナギ」になったり「ウサミミ」になったりするのが面白かったです。 うさぎが出てきたら、ぽぽぽぽーんも仕方がないなあ、と思ってしまいました(笑)
自作品
「美しすぎる」をひねくれて使ったので、他の方の作品と比較できません(これじゃ、勉強にならねえ) 「木下闇」も固有名詞にしちゃったし、「鼻からうどんを垂らす根性なし」も無理して使ったので苦しいです。 (というか、鼻からうどんを垂らす根性なしってどういう状況なんですか? 笑) 他の方の作品がすごく良かったです。読んでいて楽しかったし、いろいろと勉強になりました。 そろそろラ研のGW企画が始まるみたいなので、4月中旬~5月は三語にあまり参加できないかもしれません。
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