ホームに戻る > スレッド一覧 > 記事閲覧
RSSフィード [18] 意訳詩
   
日時: 2011/10/31 12:06
名前: 闇の吟遊詩人(闇雅人) ID:Ru30e.qY

昔、私がTCの常連だったころ、管理人の闇さんに提案して拒否された企画(苦笑)。裏でやるならいいでしょう。参加は自由です。ちなみに「外国の詩」を「教科書的に直訳」せず、「意訳して日本語の詩」にする「意訳詩」というジャンルはあります。上田敏の『海潮音』や、佐藤春夫の『玉笛譜』などがその例です。

なお、TCから離れるにあたり、私の記事は全て削除しておきます。私の企画で孤軍奮闘してくれた「うんこ太郎さん」の応援のために「一時的に」投稿したランボーの詩も削除します。では、失礼致します。もう二度とここへは来ません。

メンテ

(指定範囲表示中) もどる スレッド一覧 お気に入り 新規スレッド作成

AI ( No.29 )
   
日時: 2012/03/23 19:16
名前: うんこ太郎 ID:j/97xChI

 Florence Anthony (後に小川愛/AIと改名)(1947-2010)は、
テキサスで生まれました。日本人の父親がいたそうですが、生涯顔を知る
ことはありませんでした。母親の血筋は複雑で、日本人だけではなく、
アイリッシュ、ネイティブアメリカン、黒人、それぞれの血の混じり合いを
自らのルーツと捉えていました。
 愛という名前に改名したのはFlorence Anthonyという名前が嘘のように
感じられていたからのようです。小川愛は日本語の名を名乗ることで、自ら
をとりまく血と過去とを、深く受け入れようと試みたのでしょうか。
 この人の詩は結構恐いものがあって、今回訳してみた詩もなんだか状況
よく分からないですけどこわいです……(^^;

女から男へ
AI

雷が屋根をうった
ナイフと闇とを
四方の壁へと深く押し込む
壁は血のようにして
あなたと私の上に光を垂らした
あなたは顔を扇子みたいに
折りたたんでいる
私と一緒にいることで
どのくらい怯えているのか
見ることはできない
最後にたどりつく
ベッドのなかでさえも
わたしたちが混じることはない
隠す必要はない
あなたは雪で、私は炭だ
ほらこの傷痕が証拠だ
口をあけてごらん
黒の味を教えてあげるから
決して忘れることのできない味を
少しだけ、いい気にさせてあげる
勇敢な気持ちにしてあげる
後でそっくり
取り返すけれど

※ ※ ※

Woman to Man
BY AI

Lightning hits the roof,
shoves the knife, darkness,
deep in the walls.
They bleed light all over us
and your face, the fan, folds up,
so I won’t see how afraid
to be with me you are.
We don’t mix, even in bed,
where we keep ending up.
There’s no need to hide it:
you’re snow, I’m coal,
I’ve got the scars to prove it.
But open your mouth,
I’ll give you a taste of black
you won’t forget.
For a while, I’ll let it make you strong,
make your heart lion,
then I’ll take it back.

メンテ

(指定範囲表示中) もどる スレッド一覧 お気に入り 新規スレッド作成

題名 スレッドをトップへソート
名前
E-Mail 入力すると メールを送信する からメールを受け取れます(アドレス非表示)
URL
パスワード (記事メンテ時に使用)
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
コメント

   クッキー保存