ドナドナ
 クラスメイトの共通の話題であるテレヴィに興味をもてず、テレヴィを見ることに時間を費やす事は、空費だと思い、クラスメイトのやってる事とはかけ離れた事をしていた。読書がそれであり、爬虫類の飼育がそれであり、絵を描くことがそれであった。孤独である事が多かったが、それは必然的にそうなったわけであり、孤独が好きなわけではない。だから僕はいつも孤独感にうちひしがれていた。

 クラスは動物園のようだった。暴力とセックスが、ペストのように蔓延していた。一度、喧嘩をしているクラスメイトの群れから、椅子が飛んできて、机に頬杖をついて性的な妄想をしていた僕の膝に当たった事があった。僕は椅子を投げた奴の顔面を殴打し、倒れた彼の顔面にペニスをむけて、ばしゃばしゃと音をたてて放尿をした。

 僕の他者を求める気持ちは、歪んだ形で表象された。獣姦であった。僕の家では酪農をやっていたのだった。特定の雌豚と性交しているうちに、僕は豚に恋をした。それは孤独の暗闇に一条の光が射すようであった。

 いつしか雌豚は出荷されることになった。ソーセージになるとのことだった。
 雌豚が出荷されるその日、走り去っていくトラックの荷台に乗せられた雌豚を見て、僕は涙が止まらなくなった。
昼野
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2012年09月22日(土) 15時13分55秒 公開
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No.6  昼野陽平  評価:--点  ■2012-10-01 22:21  ID:vo7V2Jn2DSQ
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>ゆうすけさん

ラフスケッチ、ですね。妄想不足です。テイスト自体は気に入ってるので、書き直してみようかなと思います。
ありがとうございました。
No.5  ゆうすけ  評価:20点  ■2012-10-01 18:44  ID:epAsdNViBjs
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拝読させていただきました。

ラフスケッチのような印象です。面白そうな外観ですけど、まだ描ききっていないような。
雌豚への恋情、ここからまた世界が広がりそうです。スーパーに並ぶソーセージを肛門に突き刺すとか、片っ端から喰い漁るとか。
獣姦、これもまた強烈な世界が広がりそうです。鶏とか牛とか手当たり次第に攻めるとか。
絵画を観る気持ちでいつも読ませていただいておりまして、鮮明ではない端部にもう少し色付けを望みます。
No.4  昼野  評価:--点  ■2012-09-28 15:31  ID:vo7V2Jn2DSQ
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>蜂蜜さん

長いもの、ですね。書いてみたいと思います。
ありがとうございました。

>渦巻太郎さん

描写は少ないですね。もっと細部まで妄想しないとなと思います。
変化に興味をもっていただけるのは嬉しいです。
ありがとうございました。

>夕凪さん

お久しぶりですね。お元気でしたか?
ありがとうございました。
No.3  桃太郎の雉子  評価:30点  ■2012-11-04 08:13  ID:qwuq6su/k/I
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 眼球譚の亜流よりは、、多少独自のものが出来つつあるのだらふか?ここから新機軸が発展するのか、偶々作者が残暑バテして居たんか定かで無いが・・・。恐らく後者だらふ。この侭では在り来たりのドナドナなんで一人生き残った主人公が未だ居る特定の雌豚を含め己でハムやベーコンにして各地方の百貨店で売りに回る噺にして欲しい。
No.2  渦巻太郎  評価:20点  ■2012-09-23 18:36  ID:66XLc5Uy4L.
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 こんばんは。作品読ませていただきました。
 いつもと変わらないイメージの鮮烈さに比べて、描写量の少なさに、お疲れなのだろうな、と余計な心配をしてしまいました。あれだけの濃厚な作品を生みだしてきた方ですから、さもありなん、という気がします。
 私は小説を読む際は作者で追っかけるタイプです。例え作風が変わっても「なるほど、こう来たか」とその変化自体にとても興味を覚えます。
 この作品単体にはあまり高い評価は付けられませんが、今後も昼野さんがこの作風を貫いてゆくのか、それとも変わってゆかれるのか、楽しみにしています。

 ではでは。
No.1  蜂蜜  評価:30点  ■2012-09-22 19:29  ID:oCQUpHz7uGg
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もっとながいものが読みたいです。
今日はつかれてるので、それだけ。
総レス数 6  合計 100

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