ありがとう、言われるように言うように

「ありがとう……」
 膝を抱えてうずくまっていた僕の耳にかすかな声が聞こえた。

 その日は朝からとても暑かった。
 七月だから暑いのは当たり前だけど、その日はとにかく朝のうちから八月の正午過ぎの様な暑さだったのだ。
 僕は駅のホームで冷たい缶コーヒーを飲み干して回収BOXに空き缶を捨てた。
 気合を入れ直したところで快速電車がホームに滑りこんできた。
 電車の中は冷房がフルに働いていた様だけど、定員オーバーの人間が発する体温はそれ以上で、冷房の風が当たる一部分を除いては汗が退くどころかどんどん湿度が上昇している様だった。
 それでも入社以来三ヵ月と少し、僕は一日も休まずに会社に通い続けていた。

「ありがとうございました」
 営業部に配属されて最初に指導を受けたのがこの言葉だった。
「ありがとう、言われるように言うように」
 ありがとう、と聞くとすぐに思いだすのがこの言葉だ。小学三・四年時の担任の先生のお気に入りの言葉で、事あるごとに連呼したので、三年の二学期が終わる頃にはクラス中が念仏の様にこの言葉を唱えていた気がする。
 かく言う僕もこの言葉が好きで中学に上がるくらいまでは事あるごとに声に出したり、出さなかったりして唱えていたものだ。
 だけど、中学・高校・大学と進むうちにその意味は段々薄れて行き、いつしか僕は他人からありがとうと言われる事はなくなった。
 かと言って素直な気持ちでありがとうと言う事も無くなり、幾分、不遜《ふそん》な態度や嘲《あざけ》りの気持ちでありがとうと言う事が増えていたような気がする。
 そうして大抵の親が息子の就職口を自慢したくなるような企業に入社した僕は、いきなり、心がこもっていないという理由で入社早々に「ありがとう」の練習をさせられた訳だ。
 同期の連中に言わせると、バブル入社の先輩は後輩に対して厳しい人が多いのだそうで、僕の教育担当も歳の頃から言うとばっちり当てはまる。

 しかしそんな事も今では懐かしい想い出の様な気がする。
 なにしろ僕は地下鉄のホームで落ちてきた天井に埋められているのだ。
 都心にある会社のオフィスに最寄りの地下鉄の駅で電車を下りた途端、突然目の前が暗くなって僕は地面に叩きつけられた。
 何があったのかは正確には判らない。ただ、天井が落ちる前に遠くで大きな爆発音が何度か続けて聞こえたような気はしている。
 爆弾テロ。
 地下鉄を狙った無差別殺人。
 たった一人の殺人をカムフラージュするための大量殺人。
 推理小説マニアでもある僕の頭の中に色々な想像が巡っていた。
 ただ、ひとつだけ言える事は。
 僕は運が良かったみたいだ、という事。
 落ちてきた天井や梁《はり》は上手い具合に重なって僕の回りに空間を作ってくれたらしく、その狭い隙間の中で僕は身体のどこも潰されることも無く窮屈《きゅうくつ》ながらも多少なりとも姿勢を変えることさえ出来た。
 隙間の中にはどこかの非常灯の光が僅《わず》かながらも届いていて、爆発はそれほど深刻なものではなかったのかも知れないと思わせた。もしかするとこのまま這って行けばこの瓦礫《がれき》の山から出られるかも知れない。
 僕は瓦礫が崩れてしまわないように慎重に暗い隙間を探りながら出口を探した。
 しかし、頭の方向には出てゆけそうな隙間は無く、代わりに運悪く瓦礫に押しつぶされてしまった人の上半身がうつ伏せの状態で僕を迎えたのみだった。
「ううっ、助けてくれ……」
 すっかり死んでいると思った上半身の持主が声を出したので今度は僕の方が死ぬほど驚いた。
「だ、大丈夫ですかっ」
 僕が手を伸ばすと思いがけないほど強い力でその手を掴まれた。
「誰か居るのか!?」
 掴まれた掌の感じと声でかなり年配の男性なのだと判った。どうやら声の主は僕が側に居ると知ってて助けを求めたのではないようだった。
「すみません、一応ここに一人居ますが、僕も閉じ込められてるみたいで、出口を探しているところです。あなたは大丈夫ですか?」
「いやそれがわからんのだ。なんだか下半身の感覚が無い」
「そうですか。そこから動くことはできますか?」
「いや、この左腕しか動かせない。キミ、この手を引っ張ってみてくれんか」
 男性の声はかなり苦しそうで、僕はそのとき置かれている状況よりもその事が怖かった。それでも僕はその手を力を込めて引いてみた。
 あまり自由もきかないので大きな動きは出来ないが、それでも男性の上半身の向きが変って状況が少し見えた。どうやら腰の辺りに何かが乗っていて身動きが取れないらしい。先ほどの下半身の感覚が無いという言葉と合わせると状況はあまり良くないのでは? と思った。
「すみません、これ以上は動かせません。誰か助けを探してみます」
 僕はそう言って足の方向へ這って行った。
 もと居た場所まで戻って、更に後ろ向きに這ってゆく。しかし、進む方向が見えないため直ぐに行き止まりになってしまった。

 ――いつの間にか眠ってしまったようだ。
 腕時計が狂っていなければ、寝ていたのは四時間ほどだった。しかし、意識が起きていようと眠っていようとあまり差が有るようには思えなかった。
 又、あの男性のところに行って弱って行くのを見るのも気が進まなかったのだ。
 僕はうつ伏せのまま重ねた両手の上に顎を乗せて小学校の頃を思い出していた。
 小学三年生の時の担任は若くてきれいでやさしい女の先生だった。先生の教え方が上手だったかどうかはわからない。けれど僕達は皆その先生が好きだったので、気に入られたい僕達は先生の言う事は良く聞いた。
「ありがとう、言われるように言うように」
 だから、会社の教育でありがとうございますの言い方を指導されたときから先生の好きだった言葉をよく思い出す様になった。そして、今の僕はそんな風には生きていないという事も考えさせられたわけだ。
 僕はもしかしたらもうこのまま助からないかもしれないけど、もう一度あの男性のところまで行って、せめて声を掛けて励ましてあげようと思った。
 そして、顔を上げて前に進もうとした時。強い光が僕も背中の方から差し込んだ。
「おい、生存者がいたぞ!」
 誰かが背中の方で叫んでいる。と思う間もなく足を掴まれた。
「大丈夫ですか! 怪我はありませんか! どこか挟まれたりしていませんか!」
 声の大きさとは裏腹に掴まれた足を叩く力は優しいものだった。
 僕は、ああ助けが来たんだ、と思った。
「はい、大丈夫です。どこも挟まれはいません」
 僕の声を確認した後、僕の身体はゆっくりと足の方から引っ張れた。頭の上に瓦礫が無いところまで引き出されると僕は自分で身体を仰向けにした。強い光が目に入って痛いほどだった。
 周りで「ああよかった」とか「よっしゃ!」という声が行き交う。
「おい、担架を持って来い!」
 リーダーと思しき人が叫ぶ。
「あの、ちょっと待ってください」
 僕は立ち上がってそのリーダーらしき人に話しかけた。
「この先にもう一人居るんです。なんか腰の辺りに乗っかっていて動けないみたいで――」
「そうですか。でも、もう少し瓦礫をどかさないと……。それよりあなたは早く病院に行って検査を受けてください」
 振り返ると瓦礫は堆く重なってまるで壁の様にも見えた。
「そうですか……。でも、その人、下半身の感覚が無いって。それにとても弱っていたみたいなんです」
 僕はリーダーらしき人の肩を掴んで訴えた。
「そうですか、しかし――」
「ロープは無いですか。それと何かジャッキの様なもの。あの人腰が潰れてたら生きている訳が無いでしょ。だから少し持ち上げれば引っ張れるんじゃないかと思うんです」
「しかし、失礼だが貴方は小柄だから引っ張り出せましたが我々隊員では装備を外しても入り込めるかどうか」
 確かに、オレンジ色の服を着た人達は立派な体格をしていた。更に、彼らは鍛えてもいる様で、皆服の上から見ても筋肉が有り余っている様に見えた。
 一方、僕は身長が百六十センチにやっと届こうかという程低く、おまけに痩せていたので酷く貧相に見える。そのおかげで中学・高校時代は皆に馬鹿にされて虐めにもあったのだ。そして、小学校の好きな先生の言葉さえ封印するようになったのだと思う。でも――。
「僕が行きます。僕はこの通り小柄だし少し中に入ればもう少し空間は大きかった。それにあの人は直ぐに助けないと危ない気がするんです」
 リーダーらしき人の肩を揺すって訴える僕の顔の横に黄色いロープが差し出された。
「おい、誰がロープをと言った!」
「隊長! そこに助かるかもしれない人が居るんです。この人にお願いしてみましょう」
「しかし――」
 隊長と呼ばれた人は考えている様だった。しかし僕は答えが出るのを待たずにロープを掴んで再び瓦礫の下に潜って行った。
「それと持ち上げる物を!」
 隊長は僕を説得するのを諦めたのか、誰も僕の足を引っ張ろうとする人は居なかった。そのまま少し待っていると僕の腰の辺りに何か硬いものが押し込まれた。顔の側まで引っ張って見ると赤い色をした道具だった。
「油圧ジャッキだ。このレバーを差し込んで上下に動かせばシリンダが持ち上がる!」
 長い棒の先に短い鉄のの棒がガムテープでつけられていた。この棒で油圧ジャッキを押し込んだ様だ。
「ありがとう」
 僕は鉄の棒を外してジャッキに差し込んでみる。そしてジャッキを押しながらあの年配の男性の方へ這って行った――。背中の方から、急いで動かすと危険なので慎重に、と叫ぶ声が聞こえた。

 僕はもしかしたらあの男性は既に死んでいるんじゃないかとも思ったのだけど、辿り着いてみたが、やはり男性に息があるのかは判らなかった。僕は声を掛け、腕を伸ばして肩に触れてみた。
「うう……。や、キミか。私は寝ていたのか」
 男性は生きていた。僕は心底ほっとしたが、その声は前に交わした時よりもさらに弱々しくて、僕は急がなくてはと思った。
「大丈夫ですか。気分は悪くないですか。救助の人が来たんです。今、そこから出してあげますよ」
「おお、そうか。私はもう助からんと諦めていたよ」
 僕は男性の両腕の下にロープを巻きつけて縛った。そして男性の横に身体を滑り込ませて腰の辺りがよく見えるところまで来た。
 そこにははっきりと尿の臭いが立ちこめていた。それと微かに血の臭いも。
 思った通り、それほど太くない鉄骨が腰の上に乗っていた。しかし、片方は何か別の物に乗っているらしく、地面に対し滑り台よりも緩い傾斜を保っている。
 僕はこれならジャッキで持ち上がるかも知れないと思った。もっとも、他に深刻なものが乗っていなければ、であるが。
 男性の腰のすぐ近くにジャッキを入れてレバーを押してみる。鉄骨に当たりそうになるまでは急いで動かした。しかし、シリンダーが鉄骨に触れてからは言われた通り慎重に動かした。
 ギギギッ。と鉄骨が軋む音がする。しかし程なく男性の腰と鉄骨の間に隙間が出来たのがわかった。
「鉄骨は持ち上がったけど、どうですか。動けそうですか?」
 僕は声を掛けみたが。男性は少し呼吸が楽になった様に見えたけど、返事を返してはくれなかった。
「すみませーん! ロープをゆっくりと引っ張ってください!」
 僕が大声を出すと直ぐに、よしわかった、と返事が来た。一瞬後にロープがゆっくりと張りを強めているのが判った。
 そして男性の身体は少しづつ出口の方へ移動してゆく。僕はロープが瓦礫の角に当たってギリギリと音をたてていたので足を伸ばしてロープと瓦礫の間に差し込んだ。足は多少痛かったけど、ロープはスムースに動くようになった。そして足に当たっていたロープはいつの間にか男性の身体になっていた。そこを過ぎれば後は真っ直ぐ引っ張るだけだ。
 背中の方で再び歓声が聞こえた。

 でも、何かが聞こえたのも、明りが見えたのもそこまでだった。
 何が原因なのかはわからないけど、その時バランスを保っていた瓦礫の隙間は一気に崩れて僕の上に圧し掛かって来たんだ。

 僕はうつ伏せのままどれくらいそこに居たのだろう。
 僕の知らない内にいつの間にか瓦礫はすっかり取り除かれて地下鉄のホームは明るさを取り戻していた。
 うつ伏せのままの僕の顔の側を黒い革靴や明るい色のパンプスが足早に通り過ぎてゆく。
 僕は傍らの大きな柱に背中を預けて座りなおした。
 でも、立ち上がろうとすると力が入らない。
 何度も立ち上がろうとしたけど駄目だったので、いつしか僕は膝を抱えて座ったまま通り過ぎる人波を眺めているだけになった。
 日がな一日、人の流れを見つめ続けて、夜中に電気が消されるとそのまま眠った。
 時々、小さな子供が僕を見つめて何か喋りたそうにするけど、残念ながらどの子供も言葉を離すのにはまだ時間が必要な子供ばかりだった。
 僕は言葉は通じないながらもヒラヒラと手を振ったり、いないいないばぁをやったりして子供たちと遊んであげる事にした。

 でも、都心の地下鉄の駅ではあまり小さな子供はやって来ない。行き交う人々は全く僕に興味を示さないし、同じような光景には僕も飽きてきた。
 僕は膝を抱えて虚空を見つめるか、膝に顔を埋めて眠ったように時を過ごすことが多くなった。

 ある日、そんな僕の目の前に小さな子供の手を引いた女の人が立ち止まった。
 普段はあまり聞こえない喋り声を聴いたような気がした。
 そして抱えていた花束を僕の膝の上に置こうとする。
 小さな子供が手を伸ばして花束に触ろうとするのを女の人が優しく制して僕の目の前にしゃがみこんだ。
 花束は僕の膝を通り抜けて地下鉄のホームの床に横たえられた。
 こんな風に目の前で女の人にしゃがみこまれると目のやり場に困る。僕は顔を少しだけ背けながらチラチラとその人を眺めた。両手を合わせて目を瞑ったその人はきれいな人だった。
「○○くん、こうするのよ」
 女の人は相変わらず花束に手を伸ばす子供の両手を取って顔の前であわせてあげた。
 ぺたんとしゃがんで手を合わせた子供は目を丸くして僕を見ている。
 そして母親の口が何かを喋っている様に見えた。
「○○さん、ありがとうございました。貴方のおかげで私は父と最後に話しをする事ができました。父は救助されて三日目に息を引き取ったけど、それでももう少し救助が遅れたら生きてはここを出られなかったと……」
 女の人は声を詰まらせて瞑った目からは泪が零れていた。それを子供が心配そうに見ている。
「本当はもっと早く来るべきでしたけど、もう一年も経ってしまって……。ごめんなさい。ほんとうにありがとうございました」
 女の人はそれ以上は喋れそうになかった。

 そうか、あの人は三日後に死んじゃったんだ。でも、娘さんと最後に話せて良かった。
 僕は子供にいないいないばあをしてあげて、お母さん泣いちゃったよ、と女の人を指差した。
 子供はお母さんに抱きついて頭に手を伸ばしてよしよしをしてあげた。
 僕はなんだか気持ちが軽くなってゆっくりと立ち上がった。
 泣かないで下さい、と女の人に声を掛けたけど、女の人は一度顔を上げただけで、聞こえているのかどうかは判らない。
 上を見上げると夏らしい薄青い空が見えた。

 軽く背伸びをするとそのまま足は地面を離れて、僕は夏の空へ飛び上がって行った――。


 おしまい
三十九
2012年01月27日(金) 23時53分09秒 公開
■この作品の著作権は三十九さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
拙いものですがご意見をよろしくお願いいたします。
m(__)m

この作品の感想をお寄せください。
No.4  陣家  評価:20点  ■2012-02-20 00:44  ID:1fwNzkM.QkM
PASS 編集 削除
拝読しました

主人公が見舞われる大災害の大きさとラストのこれで良かった感のバランスが少し悪いような気がしました。
わざわざ地下鉄駅を大爆発させなくても、この男性を身を挺して救うエピソードがあれば良かったんじゃないかなあと。
ホームに落ちた、とか。なんか発作を起こしたとか。
と言うのも、このレスキュー隊員の判断があまりにも現実離れしているように思えるので。
救助したばかりの被災者を救助に向かわせるとか。二次災害の可能性を考慮しないのもちょっとっと思いました。
あと、
>「おい、生存者がいたぞ!」
このセリフからすると他にも少なからぬ犠牲者が出ているんじゃないでしょうか。
その人達の幽霊はどうなったんでしょう。
助けられた男性は三日後に死んだのなら、浮遊霊になって直接お礼にくればいいのにとか思ってしまう、自分は変なヤツでしょうか?

失礼しました。
No.3  三十九  評価:--点  ■2012-01-31 23:44  ID:9KS9Uj9bdUU
PASS 編集 削除
ゆうすけさん/zooeyさん コメントをありがとうございました。
メッセージがちょっと弱い。う〜んそうかも。自分としては助けるかどうかで葛藤する前に、小学生の頃の頃の自分を取り戻す部分が書けていなかったような気がします。どっちにしても言葉足りずです。ちなみに三十九はサンキューのしゃれで大した意味はありません。
頂いたヒントを元に見直してみようと思います。
No.2  zooey  評価:30点  ■2012-01-29 00:19  ID:1SHiiT1PETY
PASS 編集 削除
はじめまして、読ませていただきました。

「ありがとう」という言葉の使い方や、エピソードの盛り込み方等、個人的にとても好みでした。
小学生の時の純粋な「ありがとう」から、大人になっていくにしたがって、あざけり等の気持ちが込められた「ありがとう」へ変化してしまう、
その辺りがとても人間的だなあと思いました。

そう思っていたので、「善意」の部分ばかりが強調されてしまう後半は少しもったいないかなと思いました。
ゆうすけさんが仰るように、助けようか迷う葛藤など、
何かしら「善意」以外の感情もにじませた方が、主人公の人間味が増したように思います。
場面場面の描写も濃くすると、臨場感も出る気がします。

ラストで「ありがとう」の部分がもっと強調されると全体的に締まりが出てよいかなとも思いましたが、
この点に関しては私自身も苦手なので、自分もできるように気を付けたいです。

いろいろ書きましたが、楽しんで読めました。
ありがとうございました。
No.1  ゆうすけ  評価:30点  ■2012-01-28 17:49  ID:YcX9U6OXQFE
PASS 編集 削除
拝読させていただきました。

自己犠牲ですね。誰もが困っている人を見るとつい助けてしまう、惻隠の心が描かれていますね。
ありがとうと言う、そして言われる、これが作品のテーマだと思うのですが、メッセージがちょっと弱いように感じました。主人公を自己犠牲に駆り立てる想いが伝わってこなかったからかな。助けようか迷う葛藤とかあるといいかも。
ラストで自縛霊になっているのは面白い設定だと思いました。そして成仏していきますが、ここでももうひと押し主人公の想いを描いて欲しいと感じました。子供とのみ意思の疎通ができて子供に伝言を頼むってのもありかな。

三十九とは面白い名前ですね。もしや年齢かな? だったら同年代なんですよね。
では失礼しました。
総レス数 4  合計 80

お名前(必須)
E-Mail(任意)
メッセージ
評価(必須)       削除用パス    Cookie 



<<戻る
感想管理PASSWORD
作品編集PASSWORD   編集 削除