MOON-PARANOIA
 喫茶店『月の雫(MOON-DROPS)』は、今日も営業中。
 その看板を見て、彩佳はくすりと咲う。三日月に浮かぶ妙に愛らしい横顔が、一粒の涙を落としている。イラストの下に彫られた文字は手彫りでころころと丸っこい。彩佳自身が書く字と少し似ている。なんだか、とても可愛らしい。
 近所の家の半分もない間口の小さな店は、暖かみのある木の造りで、蔦が絡まり、レトロな雰囲気を醸している。期待できそう。メニューが置かれていないのが少し不安だが、お茶だけで何千円も取られることはないだろうから、思い切って入ってみる。
「いらっしゃい、こんにちわ」
 中は、外から思っていた以上に狭く、六席のカウンター以外に席は見あたらない。彩佳は、おずおずとそのうちの一つに鞄を置き、隣に腰掛ける。
「こんにちわ」
 温かい声音に誘われて、思わず挨拶を返す。普段は恥ずかしがり屋で、知らない人には会釈を返すくらいしか出来ないのに。
「外は良いお天気のようだね」
 窓から差す陽差しが、レースのカーテン越しに柔らかく店内を照らしている。
「そうですね。気持ち良いくらい」
 正面からマスターの顔を見ると、想像していたよりずっと若くて、背が高くスマートなのにちょっとだけ驚く。何より、穏やかに見つめる表情が、見たこともないくらい格好いい。目眩がしちゃいそう。
「ここのメニューは『おすすめ紅茶』だけだけど、良いかな?」
 グラスに注がれた水を、音もなくそっと置
いて、マスターが微笑む。
「紅茶だけ、なんですか?」
 それでメニューを立ててなかったのか。
「うん。今日のお茶はダージリンだけど、どう?」
「もし、紅茶が嫌いだったら?」
「お水くらいしか提供できないけど、それで良ければ」
 マスターはやや困り顔に首を傾げる。
「お水で居据っちゃって良いの?」
 六席しかないのに、それじゃ商売にならないんじゃないかしらと、余計な心配をしてしまう。
「どうぞ、ごゆっくり。どうせ、お客さんは君しか来ないから」
「そう、なの?」
 マスターが頷く。
 それって、どういうことなんだろう? まさか、あたしのための貸し切り? そんなことって……。
「もしかして、もう、閉店ですか?」
 夕方の四時過ぎ。店を閉めるには、少し速すぎるとは思うけど。
「まぁ、似たようなものだね」
 マスターは曖昧に微笑みながら、湯気を立てる、マスカットのようなほのかに甘い香りを漂わせる一杯の紅茶を、彩佳の目の前に置いた。
 もう少し聞きたい気持ちもあったが、せっかくだからと、紅茶のカップに口をつける。
「良い香り――、おいしい」
 マスターが嬉しそうに咲って、
「お代わりも良かったら言って」
「こんな近くにこんなお店があったなんて、今までちっとも気付かなかった。いつからあるのかしら」
「さて。いつからということもなく、どこにということもなく、どこにでもあるし、どこにもない。それが当店のモットー」
 マスターが悪戯っぽい笑みを向ける。意外なほど少年ぽい笑顔になった。
「僕は、樹(いつき)皓樹(あき)。君は」
「あたし、水嶋彩佳」
「彩佳ちゃんて呼んで良いかな? 僕のことは皓樹で良いよ」
 皓樹の差し出す繊細な手を彩佳が握り返す。
「今後とも、どうぞごひいきに」
 おどける皓樹に、彩佳はぷっと吹き出してしまった。
「それで、彩佳ちゃんは、何か悩み事でもあるのかな?」
 突然の質問に、彩佳はどきっとする。なぜ、そんなことを……? 
「ここに来る人はたいてい、何か悩みとか後悔とかを抱えてくるんだよ。まぁ、偶々かも知れないけどね。逆に言えば、悩みのない人なんていないということも言えるのかもしれない。話して楽になることだったら、どうぞお好きなだけ。秘密厳守。聞いたことは絶対に誰も話さないよ」
 皓樹がカップに紅茶を注ぐ。
「お代わりをどうぞ」
 彩佳は、言われるままに香りごと紅茶をごくりと飲んで、決心する。
「夢を、見るんです」
   *
 語り終えて、彩佳は、目の前に皓樹のいないことに気付く。あんまり突拍子もない夢の話しで、呆れて逃げちゃったのかしらと思うと、恥ずかしさが込み上げる。
 ふと陽差しが陰ったように思って後ろの窓を振り向き見る。そこに、皓樹が立っていた。
「皓樹、さん?」
 少し、雰囲気が違う。さっきまでの優しい穏やかさが身を潜め、拒絶する冷たさが全身を包んでいるように思えた。
「君は、月狂い探偵(MOON-SEEKER)を知っているか」
 感情の響かない冷たい声。彩佳は、ぞくりと背筋の凍えるのを感じた。皓樹と同じ顔、でも、違う。
「夢の中で、聞いた気が」
 応えなければいけないと思った。その名には聞き覚えがあったから。
「夢か。なら、確かだろう。君は月狂い探偵(MOON-SEEKER)を捜しに来た。違うか」
「あ――、そう、かも……」
 夢の中で、そう、夢の中で、捜せと言われた。確かに。月狂い探偵(MOON-SEEKER)を。
「俺は樹(いつき)月樹(つき)。月狂い探偵(MOON-SEEKER)だ」
   *
「ここは、どこ?」
 扉を出た彩佳は、あり得るはずもない見慣れぬ光景に唖然とする。困惑して、声を失う。
「君の良く知る君の住む街。そして、君の知らない君の住む街」
「そんな……」
 街は、森に包まれていた。
 街の中に、突然、樹々が植物が異常発生した――とはまさか思えない。アニメや映画の中で見るファンタジーな世界。現実とは、思えない。
「皓樹さんは、どこ」
「あれは、店から出れない。そういうふうになっている」
 月樹は淡々と応える。動かしがたい事実を語るように。
 家々は、大きく天に向かって伸びる樹々の間に、ひっそりとしたたたずまいで建っている。どれもが木造で、周りの緑の風景と調和を保っていた。道は全て簀子状の床張りで、木と土の香りがした。森と街の共生。こんなことがあり得るのだろうか。
 彩佳の目の前を、ちょっと信じがたいおかしなものが通る。細い木の骨格で出来た動物。ちゃんと馬に見えるそれが、ぽっこらぽっこら歩いて行く。ロボット――にしては、牧歌的で、なんだか実用的じゃない。
「あれは生きている。君と同じ生物だ」
「え?」
 思わず月樹の表情を見つめ返す。冷厳で、変わることのない表情。冗談とは思えない。ここはいったいどこで、どんなふうにして成り立っているのか。――、あぁ、もしかして、また、夢を見てるのだろうか。
「夢、と言えば夢には違いない。けれど、ここは君だけの夢じゃない」
 意味、が、分からない。
「夢という現実。実体はないが、実体に影響を及ぼし得る、二次的な仮想現実。おおよそに言ってしまえばそんなところだが、分からなくても差し支えない。夢だと思っていれば良い」
 夢は怖い。夢は、怖いもの。夢はいや。夢の中には、いたくない。
 彩佳はしゃがみ込んでしまう。いつものように。けれども、結局、いつも目覚めるまでは夢の中から抜け出すことは出来ない。
 そっと頬に触れる温かい手の温もり。彩佳は見上げる。皓樹と同じ、皓樹よりも少しはにかんだ微笑みを。
「いつもの夢とは違う。俺がいる。俺がいるということが、決定的な違いとなる。だからこそ、君は捜していた。俺を、月狂い探偵(MOON-SEEKER)を」
 彩佳は、皓樹よりも頼もしく見える冷徹漢の手を取り立ち上がる。
「さて、君の問題を殺しに行こう」
 随分と物騒な言い方だけど、なぜかよく似合っていた。少しだけ、自分もそんな気持ちになった。
「君は月偏執狂(MOON-MANIACS)になりかかっている」
 月偏執狂(MOON-MANIACS)――、聞いたことのない、それは病気か何かなのだろうか。
「あまり知られていない感染症だ」
 未知の感染症――、それは非道く絶望的な響きをもって彩佳の胸を貫いた。
「そう悲嘆することもない。君はまだ初期の状態だ。具体的な症状も出てない。ただ、放置すれば取り返しのつかないことになる。今ならまだ間に合う。感染源を絶たねばならない」
 月樹の強い言葉、声。研ぎ澄まされた鋼の刃のような。それでいて、長年苦楽を共にしたような信頼感も感じさせる。
「感染源……?」
 彩佳は、恐る恐る聞く。聞きたくもあり、絶対に聞きたくもない。
「君の良く知っているヤツだ」
「もしかして、まさか」
「吸血鬼ウル・ウークル。それがヤツの名だ」
   *
(ねとで読み切り安いように中略)
   *
「ようやく見つけた、月妄想狂(MOON-PARANOIA)」
 彩佳の目の前に、彩佳がいる。穏やかな寝息を立てて眠っている。
 ここばかりは見慣れた自分の部屋。
 いつもの夢と同じ。彩佳は眠っている彩佳を見ている。危機が、決定的な危険がもうすぐそこまで迫っているというのに。そのことが分かっているというのに、彩佳は彩佳自身を目覚めさせることが出来ない。いつもと違うのは、彩佳の傍らには、頼もしく美しい鋼の麗人、月樹がいることだ。
「久しいじゃないか、月狂い探偵(MOON-SEEKER)。もう諦めたのかと思っていたぞ」
 対峙する、英国貴族さながら精緻に整えられた礼装に身を包み、しなやかに立つ長身の男。鋭い眼光、鷲鼻。そして何より恐怖を呼び起こす紅い瞳。
 吸血鬼ウル・ウークル。
 毎夜、彩佳の夢に現れて、彩佳を苦しめていた怖ろしい怪人。
「そうではないな。そうとも、私とお前は永遠に殺し合う定め。何度殺し、何度殺されようとも。前回は非道い目に遭わされたが、今度はそうはいかんぞ」
 月樹は冷たくほくそ笑み、
「さぁ、殺し合いを始めよう」
 言うが早いか、ウル・ウークルの顔が縦に裂け、石榴でも割るように二手に落ちる――のを、両側から手で挟みぐりぐりとこすりつけるウル・ウークル。
「糸で断つだけでは、私は殺せん」
「承知している」
 月樹は冷静に応える。
 と、ウル・ウークルの身体が、一センチ四方のダイスに切り刻まれ、血肉を撒き散らしながら崩れ落ちる。
 聞く者の心を引き裂く絶叫。
 血煙に、視界が閉ざされる。
 その匂いに、綾佳は吐き気を覚える。その壮絶な光景に戦慄し、震える身体を押さえられない。
「良く、見ておけ」
 酷ともいえる月樹の言葉。
「アレが、間違いなく消滅することを君は見定めなくてはならない」
 綾佳は気丈に頷き、俯きそうになる視線を正面の敵に向ける。
「良くできたな」
 優しく頭を撫でられる。普通なら子供扱いに怒るところだが、褒められたことが、とても嬉しかった。こんなに素直に人からの行為を嬉しく思うことは、なんだか久しぶりのようにも思えた。
 ふふふ、ふははは
 地を這い、風を脅かすような笑い声。
「なるほど、先回りをして罠を張ったのか。やるな。前回はこれで殺られた。しかし――」
 切り刻まれたウル・ウークルの身体が、その一つ一つが意志あるモノのように這い、跳び、飛んで一つに集まろうとしている。
「同じ手が通じると思うな」
 集まり再構築されたその姿は――、
「悪趣味だな」
 鉄面皮の月樹が思わず漏らすほど、その容姿は異様そのものだった。ドラゴン――西洋の神話に登場する悪しき四つ足の竜。翼を羽ばたかせ、屋根を突き破り、空へ舞い上がる。
 月樹は、その後を追い、屋根に向かって跳躍する。宙空に足がかりを得るのは、月樹の振るう糸のなせる技。
「悪いが、それも想定済みだ」
 冷たく月樹が言い放つ。
「まさか、これは……」
「気付かなかったか、最初に両断したときに、君の時間感覚を司る情報体を破壊した。君が思っているより、君の蘇生は遙かに時間が掛かっていたんだ」
 東の山間から燦々と差し込む陽光。邪の象徴であるドラゴンは、正の象徴である太陽に弱い。それ以前に、吸血鬼が陽の光りに耐えられるはずがなかった。
「覚えていろ。この私は敗れ滅びるが、私は無限。次は必ずお前を殺す」
「いやというほど知っている」
 ぽつりという月樹の表情には、深い自嘲が混じっていた。
「さて、帰るか」
 大丈夫かと差し出される手を、綾佳はきゅっと握り、
「けっこう大丈夫かも」
 蒼白な顔色をしながら、綾佳は本気でそう答えた。あなたがいるからとは、口が裂けても言えない。
   *
「悩みは、晴れたかい」
「皓樹――、さん?」
「ご明察、よく分かったね」
「あの人は、そんな優しい表情をしないもの」
「確かに、ごもっとも」
 穏やかな笑顔。やっぱり皓樹さんだと綾佳は確信する。喫茶『月の雫』。同じカウンターの席に綾佳は座っている。
「あたし、眠ってたの」
「まぁ、そだね。そうだとも言えるし、そうではないとも言える」
 そう、あたしは、夢の中の現実で、あたし自身と対峙した。そして、あたしを蝕むものと。あたしは、向き合える。立ち向かえる。あの人が、あたしのためにそうしてくれたように。あたしは、あたし自身のために、向き合い立ち向かう。その勇気をくれた。
「悩みは晴れたみたいだね」
 綾佳は、ゆっくり確信的に頷いた。
「そろそろ帰らないと、家の人が心配するんじゃないかな。もう八時前だよ」
「大変、もうそんな時間なの」
 そそくさと帰り支度をする綾佳。おそるおそる鞄から財布を取り出す。そういえば、値段を聞いてなかった。
「お代は結構だよ」
 変わらない穏やかな笑顔で皓樹が言う。
「でも……」
「君の笑顔が僕らにとっての最高の報酬だよ。そのために、月樹も戦ったのだから」
「また、来てもいいですか」
「うぅん、僕らとしては、もう来て貰わないほうが良いんだけどね。ここに来るのは悩みや後悔を抱えた人だけだから。せっかく悩みが晴れたのだから、心穏やかに過ごして貰いたいと思うよ」
 それは、そうなのかもしれない。せっかく、戦ってくれた月樹も、綾佳がまた戻ってきたらがっかりするかも知れない。
「でも、そうだね。そうだとしても、また、会えると良いね。僕も、月樹も、心からそう思ってる。本当だよ」
「うん、ありがとう」
 扉を抜けると、いつもの街のいつもの空が広がっていた。

fin
2011年03月11日(金) 01時22分57秒 公開
■この作品の著作権はおさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
まぁ、お怒りはごもっとも。
ここ用のダイジェスト版です。
けっして手抜きでは……あるかな。
全体の雰囲気としてラノベとして通用するか、そこんところが知りたいところ。
戦闘シーンが苦手になってる。面倒くさいなぁ。

この作品の感想をお寄せください。
No.8  らいと  評価:20点  ■2011-04-20 03:05  ID:iLigrRL.6KM
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拝読させて頂きました。
全体的に端折った感じがして、やぱりダイジェスト版なのかなと思いました。
おさんはとても実力のある人みたいなので、端折ってない作品を読みたいです。
ラノベはラノベ自体読んだ事がないので、何とも言えませんが、一般文芸でも通じる文章かと思います。
拙い感想ですみません。
No.7  お  評価:--点  ■2011-03-29 23:07  ID:E6J2.hBM/gE
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返信です。

>ゆうすけさん
ご無事が何より! なにはともあれ、良かった。
軽妙なのがお好みでしたか。なるほど。上にあるのの丑なんか、キャラ的にどうでしょう? ちょっと位置づけとか、あまり詰まってないんで、僕自身どんなヤツかよく分かってないんですが、まぁ、ボケ役かなぁと思っているんで。
ご不自由が続くのでしょうが、負けずに、創作の方もぜひ再開してください。


>伝屋さん
どもども。
中略には中略なりの意図もあるんですけどね。
まぁ、いちいち説明しませんが。
僕は、TCは、お試しの場所と思っているので、思いついたこととか、ひょいひょい載せてます。
僕はそれで良いと思っています。tori君からも注意受けてないし。


ともあれ、感想寄せてくださった方々、どうも、ありがとうございました。
No.6  伝屋  評価:30点  ■2011-03-26 00:58  ID:twF8.viieRI
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チャットでは妙ちきりんな言動をしてしまい、どうしようかと思いつつ敢えて。
よくできている、とは思うけれどやっぱり(中略)がなあ。
今作を語るにはこれに尽きると思います。
ラノベって実はあんまり読まないので、そういう雰囲気なんかが出ているかは私の手に余るところなのですが、雰囲気だけなら出てるように思います。
ただ、ラノベってもっと熱っぽい、情熱的なところがあるんじゃないかなー、というのが僕の感じているところなので、その点で言えば、「杜月綺譚」あたりの密度の濃い語り口なんかの方が「ラノベっぽい」気がします。気がしますってのが曖昧で申し訳ないですけど。
その意味では、序盤の描写なんかや月狂い探偵の台詞回しなんかに、いつものお様の調子がほんのり滲んでいるように思えて、逆にその部分に安心したりだとか。
でもやっぱり(中略)がなあ……ホントにこれに限るとしか言いようがないです。
No.5  ゆうすけ  評価:20点  ■2011-03-22 18:14  ID:1SHiiT1PETY
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拝読させていただきました。
計画停電の合間にやってきました関東のゆうすけです。震災後、テンション最低で、執筆する気力なし状態です。ギャグ書いてる場合じゃない気がしてしまいます。

読後の感想は、濃厚なフルコースを作れるシェフが作ったあっさり味のまかない飯かな。
読みやすいですし、イメージも湧きやすいですし、悪くはないと思いました。

イクとか、ころがるんばでしたっけ、軽妙で味わい深い独特のキャラが醸し出す雰囲気が、私は結構好きでして、またそういったとぼけた面白いキャラを期待していたりします。
No.4  お  評価:--点  ■2011-03-19 00:56  ID:E6J2.hBM/gE
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返信です。

>zooeyさん
思わぬ30点にのけぞりつつ。
どもです。
関西圏におりますので。地震は、幸いと、何ごとも。関東方面の方々はさぞ大変だろうと思いつつ、なかなか実感が湧かないのが実情です。
えー、今回は読みやすさだけを考えてました。描写は封印。うーん、ぐろいっすか? グロは意識しなかったなぁ。あぁ、細切れのところか。むしろ、漫画っぽい感じかなぁと思ってました。そういう風にならないかなぁと。だから、敵なんかも、コミカルで、真剣みが薄い。まぁ、書いてる方もそんな感じでしたが。
名前の漢字ミスはPC変えたせいで変換候補の順位が変わったんですね、気付かなかった。


>うっちー
うぃっす。
分析するねー。まぁ、今回に限っては、あまり意味ないんじゃない?そういうの抜きにっていうのが中略の一つの目的なんだし。
うーん。あらかじめマスターの容姿を想像させる……それは、ないな。それは、ない。紙面に余裕があっても、それはしないな。不自然だもの。
誤字多かったか。
うーん、なくならんなぁ、こればっかりは。
まぁ、それほど真剣に誤字潰ししてないけど。


>tori君
投げやりw まさに。
中略はまぁ、確信。君の思っている意味のがどんななのかは知らないけども、僕なりの確信。意味は、ある。けども、いわない。
社会人も長くなると照れとか恥とかそんなものが頭の隅にこびりついちゃうものだねぇ。昔のような思い入れ全回のはっちゃけたのは、なかなか書けなくなってる。さて、どうするか。

感想くださった方々、おおきにさんです。

No.3  tori  評価:20点  ■2011-03-16 22:57  ID:gc6YYKZMLsk
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 読みました。

 おー。
 すごい投げやり感が(笑
 ダイジェスト版とありますが、本当に? と疑いたくなってしまうのは私がひねくれているからなのでしょう。とりあえず、節々の部品はかっこ良かった。割り箸かなにかで出来たような馬とか、そういったところは深堀りしたら面白いだろうな、というか、テオ・ヤンセンの「アレ」が下敷きなのかしら、と思ったり。

 さて。以下はきっとかなり興ざめなことなので、先に作品を読まれる前にはこの感想を読まれる方は、それなりに自己責任?でお願いします。

 謎の喫茶店、吸血鬼それに夢とか、なんというか、これでもかというほどラノベのステロタイプを利用して書かれているように思いました。その効果があって、20枚という短さでもまとまりがあって、安定しているのかなと思います。あと、

>   *
>(ねとで読み切り安いように中略)
>   *

 が確信犯的にしか思えませんでした。思わず、ニヤッとしてしまったといえばしまったのですがw
 もし、ぼくの推測があっているのだとしても、類型な描写や設定はもうちょっと凝ったほうがよかったのではないかと思います。読んでる方が恥ずかしくなるような、思春期特有の妄想というのがあると思いますし、邪気眼とかカノッサ機関とか。
 裏切るなら、裏切られたチクショウー と思えるぐらいの威力が欲しかったです。

 短くて、ぐだぐだでしたが、感想でした。
No.2  うちだ  評価:30点  ■2011-03-14 01:48  ID:oE2tK3DWyuo
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『近所の家の半分もない間口の小さな店は、暖かみのある木の造りで、蔦が絡まり、レトロな雰囲気を醸している。期待できそう。』のあたりでマスターを想像する彩綾さんをすこし書いてあった方がスマートだと思いました。もちろん省いているのかも? だけど、『想像していたよりずっと若くて、背が高くスマートなのにちょっとだけ驚く』のあたりで一瞬止まってしまうので、読者を止める意図がないのなら、書いちゃったほうが良い気がします。←ものすごく、この作品からしたら、どうでもいい指摘w でも、でも、なんかこれって全体にもあてはまるかも?っておもったりする。

あと全体を貫いているのは、夢、ですよね。
夢は基本抽象に流れやすいものだと思いますが、それをメタに現実の世界に持ってくるので、というか、メタと現実?世界をくっつけるので、現実世界の夢的な部分と現実が重なってて、そこでまた夢的な世界になっているからほんの少しややこしいw ダブってるけど、結局は夢っていえそうでもある、ってところを書かれてるっぽい。
ものすごく穿って、ぼく基準でおさんの書かれたこと、書こうとされていること、を矮小化してしまってる気がしてしまうのですが、でてきているテクストとしては、そのままぼくが感じたことを他の人も感じそう、かも。
『人は情あれ、夢の夢の夢の、昨日は今日のいにしへ、今日は明日のむかし。』って言うけども、まず、時間とかが錯綜してるのがリアル、であるから、そのリアルからどれだけガッツリ逃げられるのか? どれだけフィクションにブレを持たせられるのか? ってのが『中略』の中で書かれてたら面白いと思う。てか、そこを書きたい!とかって思われてるのかなーとか、感じました。

誤字の指摘はしないけど、やっぱり多いっぽい。完成形じゃない作品だからしょうがない!けど。

いっとわずふぃーりんぐおぶまいん、です。
No.1  zooey  評価:30点  ■2011-03-11 23:31  ID:qEFXZgFwvsc
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初めまして。読ませていただきました。

地震は大丈夫でしょうか? 私は出勤途中だったんですが(出勤時間遅いので)
電車が動かなくなった以外特に被害はなく、すぐに帰ることもできたので、良かったです。

作品ですが、まず、私、ライトノベル自体読まないので、ライトノベルとして通用するか
正直わからないんですよね……(*_*; すみません。

でも、一応思ったことを。
いい意味で読みやすく、難なく最後まで読むことができました。
たぶん、すごく書きなれた方なんだなーと思い、うらやましかったです。
読みやすい分、気づきにくい気がするんですが、節々にフッとイメージがわいてくる描写があって、とても良いなぁ、と思いました。

でも、確かにダイジェスト版ですね^_^;
ご自身でも書かれてるように、戦闘シーンでは、せっかくグロい内容になってるので
描写のほうももっとグロくしたほうが、読み応えがある気がします。
前後関係もよくわからないので、もったいないです。
あと、「彩佳」が途中から「綾佳」に変わって、あれ? と思いました。

大したこと書けなくてすみません。
機会があったら、是非、ほかの作品も読ませてください。
総レス数 8  合計 150

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